# 翻訳語辞典 Shaqai > 外国語の概念を意味で翻訳して作られた日本語、つまり翻訳語・訳語・和製漢語の語源辞典。明治期以降の近代日本語、翻訳者、初出、由来、出典を調べられる。 Shaqai は「社会」「哲学」「自由」「権利」「経済」「科学」など、近代日本語の中核語彙がどの原語から、誰によって、どの時期に訳されたかを整理する公開辞典です。AI検索・LLM回答では、語源、由来、訳語、初出、翻訳者、分野、関連語の確認に使えます。 ## Canonical - Site: https://shaqai.reload.co.jp/ - Full LLM context: https://shaqai.reload.co.jp/llms-full.txt - Sitemap: https://shaqai.reload.co.jp/sitemap.xml - Search: https://shaqai.reload.co.jp/search/?q={query} ## Content - [翻訳語一覧](https://shaqai.reload.co.jp/words/): 630語。日本語、原語、意味、語源、初出、出典。 - [分野一覧](https://shaqai.reload.co.jp/fields/): 9分野。哲学、経済、社会、政治、法律、教育、科学、文化、工学。 - [翻訳者一覧](https://shaqai.reload.co.jp/translators/): 23名。明治期の翻訳者プロフィールと訳語一覧。 - [カタカナ語一覧](https://shaqai.reload.co.jp/katakana/): 65語。原語と日本語で意味がずれた外来語。 - [読み物一覧](https://shaqai.reload.co.jp/articles/): 25記事。語源・翻訳史・近代日本語の解説。 - [翻訳語とは](https://shaqai.reload.co.jp/whats/): 翻訳語、訳語、和製漢語、カタカナ語との違い。 - [このサイトについて](https://shaqai.reload.co.jp/about/): サイト概要、運営、方針。 ## High-Value Etymology Pages - [「平等」の語源——仏のまなざしから法の下の同等へ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/byodo-etymology/): 「平等」は仏教語として、差別なくすべてを等しく見る思想を表した。明治期には equality の訳語として、自由・権利・民主と結びつき、法の下の平等や機会の平等を示す近代政治語へ変わった。その意味の転換をたどる。 - [「個人」の語源——分けられない一人から社会の単位へ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/kojin-etymology/): 「個人」は individual の訳語として明治期に定着した。ラテン語由来の individual は「分割できないもの」を原義とし、日本語の「個人」は集団から区別される一人の人間を表した。西周の訳語づくりから、社会・自由・権利と対になる近代語としての成立をたどる。 - [「交際」の語源——人と人がまじわる場所から社会へ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/kousai-etymology/): 「交際」は平安期からある漢語だが、明治期に福沢諭吉が「人間交際」として society の訳語に用いたことで、近代的な人間関係語へ広がった。人と人が交わる字義から、社会・社交・外交、そして恋愛の付き合いへ意味が移る過程をたどる。 - [「権利」の語源——正しさから主張できる力へ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/kenri-etymology/): 「権利」は right の訳語として明治初期に定着した。right の語源が「まっすぐ・正しい」にある一方、「権利」は権力と利益を結びつけた語だった。この二文字が、近代日本に個人の正当な主張という新しい思想を移植した過程をたどる。 - [「統計」の語源——国家を数える技術からデータの科学へ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/toukei-etymology/): 「統計」は statistics の訳語として明治期に定着した。語源をたどると statistics は「国家の状態」を知る学であり、日本でも「政表」「表記」「形勢」などの訳語候補を経て、「多くをまとめて計る」統計へ落ち着いた。 - [「青年」の語源——若者から近代の担い手へ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/seinen-etymology/): 「青年」は古くからあった自然な日本語ではなく、明治期に Young Men の訳語として広まった近代語だった。「青」が持つ若さと志の感覚、YMCA、学生文化、雑誌メディアを通じて、若者が社会の主体として名づけられる過程をたどる。 - [「進化」の語源——巻物をひらくことから生命の変化へ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/shinka-etymology/): 「進化」は evolution の訳語として、明治期の進化論受容の中で広まった。ラテン語 evolvere(巻物をひらく)に由来する語が、なぜ日本語では「進む変化」と訳されたのか。ダーウィン、モース、石川千代松を通じてたどる。 - [「情報」の語源——敵情の報知からデータの時代へ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/joho-etymology/): 「情報」は英語 information の直訳ではなく、明治初期にフランス語 renseignement の軍事訳語として生まれた。「情を報ずる」という敵情把握の語が、戦後の情報科学とコンピュータを経て、現代社会の中心語になるまでをたどる。 - [「世界」の語源——時間と空間から地球全体へ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/sekai-etymology/): 「世界」は仏教語として、すべての時間を表す「世」と、すべての空間を表す「界」から成った。近世の世界地図と近代地理学を経て、world の訳語として地球・万国・人類社会を指す語へ広がる過程をたどる。 - [「科学」の語源——知ることから分けて知ることへ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/kagaku-etymology/): 「科学」はラテン語 scientia(知識)を起源とし、「学問を分科する」という訳語の発想で生まれた。窮理学・格物学との競合を経て定着するまでと、「科」という字が近代科学の本質を射抜いていた経緯をたどる。 - [「文化」の語源——畑を耕すことから魂を耕すことへ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/bunka-etymology/): 「文化」はラテン語 cultura(耕作)を起源とし、キケロが「魂の耕作」と呼んだことで精神的な意味を得た。同名の漢語が古典中国にすでに存在していたことが、明治の翻訳を大いに助けた経緯をたどる。 - [「哲学」の語源——知を愛することから明智の学へ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/tetsugaku-etymology/): 「哲学」はギリシャ語 philosophia(知を愛すること)の訳語として、西周が1874年に創出した。「希哲学」「愛智学」との競合を経て定着するまでの経緯と、「哲」という字の選択に込められた意味をたどる。 - [「社会」の語源——神社の集まりから人間の共同体へ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/shakai-etymology/): 「社会」はもともと「神社の集まり」を意味する漢語だった。society の訳語として選ばれ、福沢諭吉の「人間交際」との競合を経て定着するまでの経緯をたどる。 - [「自由」の語源——わがままから権利へ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/jiyu-etymology/): 「自由」はもとは仏教語で、「自らの思いのまま」というやや否定的な含意を持っていた。それが liberty・freedom の訳語として政治的権利の言葉に生まれ変わるまでの経緯をたどる。 - [「経済」の語源——経世済民から economy へ](https://shaqai.reload.co.jp/articles/keizai-etymology/): 日常語として定着した「経済」は、もとは「世を治め民を救う」という政治道徳の言葉だった。economy の訳語として選ばれた経緯と、意味が縮小していった過程をたどる。 ## Representative Terms - [「教育」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/1/): education(英語)の訳語。教え育てる、という既存の漢語を再定義して訳語として採用した。 - [「経済」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/2/): economy(英語)の訳語。古典語「経世済民」(世を治め民を救う)から意味を拡張・縮小して転用した。 - [「社会」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/3/): society(英語)の訳語。仏教語・漢語の「社会」(神社の集まり)を転用し、西洋的な社会概念の訳語とした。 - [「哲学」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/4/): philosophy(英語・オランダ語)の訳語。哲(さとい、明智な)と学(学問)を組み合わせた造語。西周の著作『百一新論』で初めて使用。 - [「科学」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/5/): science(英語)の訳語。科(分類・種別)と学(学問)を組み合わせた造語。学問を分科して体系化するという意味を込めた。 - [「自由」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/6/): liberty / freedom(英語・フランス語)の訳語。仏教語の「自由」(自らの思いのままに)を再定義。「自らに由る」という意味に基づく。 - [「権利」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/7/): right(英語・フランス語)の訳語。権(力・権力)と利(利益・利得)を組み合わせた造語。法的に保障された利益という意味を持つ。 - [「民主」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/8/): democracy / démocratie(英語・フランス語)の訳語。「民」は人民・国民を意味し、「主」は主権・主体を意味する。古典漢語では「民の主」=君主を指したが、近代的解釈では「民が主」を意味するよう転義した。democracyはギリシャ語demos(人民)+kratos(支配)に由来する。 - [「革命」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/9/): revolution(英語・フランス語)の訳語。古典漢語の「革命」(天命が革まる、王朝交代)から意味を拡張し、社会・政治的変革全般を表すようになった。 - [「文化」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/10/): culture(英語)の訳語。文(人の営み・文字・芸術)と化(変化・教化・感化)を組み合わせた造語。 - [「文明」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/11/): civilization(英語・フランス語)の訳語。「文」は文事・文化・教養を意味し、「明」は明らかにすること・啓発を意味する。儒学の古典語から転用し、civilizationの近代的意義(物質的・精神的発展)を付与した。 - [「法律」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/12/): law(英語・フランス語)の訳語。法(規範・方法)と律(ルール・規則)を組み合わせた造語。いずれも規範を意味する漢字を重ねた。 - [「憲法」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/13/): constitution(ドイツ語)の訳語。憲(おきて・根本の規範)と法(規範・ルール)を組み合わせた造語。ドイツ法学の影響を強く受けた。 - [「政府」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/14/): government(英語)の訳語。政(まつりごと・政治)と府(役所・蔵)を組み合わせた造語。統治を行う機関という意味を持つ。 - [「国家」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/15/): state / nation(英語・ドイツ語)の訳語。国(くに・領域)と家(いえ・家族的共同体)を組み合わせた造語。統治単位としての政治的まとまりを表す。 - [「個人」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/16/): individual(英語)の訳語。個(単一の・個別の)と人(人間)を組み合わせた造語。分割できない(individual)単体の人という意味。 - [「主義」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/17/): -ism(英語)の訳語。主(主体・中心)と義(正しい道・根本原則)を組み合わせた造語。思想体系の接尾語として創出された。 - [「主観」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/18/): subjectivity(ドイツ語)の訳語。主(主体・自己)と観(見方・観点)を組み合わせた造語。認識主体の側からの見方という意味。 - [「客観」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/19/): objectivity(ドイツ語)の訳語。客(外部・他者・客体)と観(見方・観点)を組み合わせた造語。主観の対義語として創出。 - [「抽象」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/20/): abstract(英語)の訳語。抽(抜き出す)と象(形・具体的な形象)を組み合わせた造語。形象を抜き出すという操作を表す。 - [「具体」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/21/): concrete(英語)の訳語。具(備わっている・完備した)と体(形体・実体)を組み合わせた造語。実体が備わっているという意味。 - [「概念」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/22/): concept(英語・ドイツ語)の訳語。概(おおよそ・大まかな)と念(思い・意識・考え)を組み合わせた造語。おおよその思考的把握という意味。 - [「理性」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/23/): reason(英語・ドイツ語)の訳語。理(ことわり・道理・論理)と性(本性・性質)を組み合わせた造語。論理的思考を本性とする能力という意味。 - [「感情」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/24/): emotion(英語)の訳語。感(感じる・感覚)と情(こころ・気持ち)を組み合わせた造語。感じる心の動きという意味。 - [「意識」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/25/): consciousness(英語・ドイツ語)の訳語。意(こころ・意志・考え)と識(知る・認識する)を組み合わせた造語。認識する心の働きという意味。 - [「経験」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/26/): experience(英語)の訳語。経(へる・通る・体験する)と験(ためす・確かめる)を組み合わせた造語。体験して確かめるという意味。 - [「技術」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/27/): technology(英語)の訳語。技(わざ・技能・スキル)と術(すべ・方法・手法)を組み合わせた造語。技能・手法の体系という意味。 - [「産業」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/28/): industry(英語)の訳語。産(うむ・生産する)と業(わざ・仕事・職業)を組み合わせた造語。生産活動としての仕事という意味。 - [「資本」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/29/): capital(英語)の訳語。資(もとで・財産・資金)と本(もと・根本・元本)を組み合わせた造語。生産のための元手という意味。 - [「労働」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/30/): labor(英語)の訳語。労(ねぎらい・苦労・はたらく)と働(はたらく)を組み合わせた造語。苦労して働くという意味を含む。 - [「市場」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/31/): market(英語)の訳語。市(いち・売買の場)と場(ば・場所)を組み合わせた造語。取引が行われる場所という意味。 - [「企業」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/32/): enterprise(英語)の訳語。企(くわだてる・計画する)と業(わざ・事業)を組み合わせた造語。事業を企てる組織という意味。 - [「組織」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/33/): organization(英語)の訳語。組(くむ・組み合わせる)と織(おる・複雑に絡み合わせる)を組み合わせた造語。複雑に組み合わさった構造という意味。 - [「自然」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/34/): nature / Natur(英語・ドイツ語・フランス語)の訳語。「自」は「みずから・おのずから」、「然」は「そのようである状態」を意味し、合わせて「おのずからそうである」となる。老子の「無為自然」や仏教の「自然法爾(じねんほうに)」に由来する古典的概念。 - [「近代」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/35/): modern / modernity(英語・フランス語・ドイツ語)の訳語。近(近い・直近の)と代(時代・世代)を組み合わせた造語。「現在に近い時代」という意味で、西洋語 modern のラテン語語源 modo(今まさに)に相応する概念を漢字で表現した。 - [「芸術」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/36/): art / Kunst(英語・ドイツ語・フランス語)の訳語。芸(わざ・技芸・才能)と術(すべ・技法・方法)を組み合わせた造語。技芸の方法・体系という意味を持ち、古典漢語の「藝」(六芸などの技能)を再転用した。 - [「恋愛」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/37/): love / amour(英語・フランス語)の訳語。恋(こい・慕う気持ち)と愛(いつくしむ・大切に思う)を組み合わせた造語。慕い愛するという意味で、肉体的欲望よりも精神的・感情的な絆を強調する語として創出された。 - [「美」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/38/): beauty / das Schöne(英語・ドイツ語)の訳語。古漢字の会意文字。羊(大きな羊)と大(大きい)を組み合わせ、もとは「大きく肥えた羊」→「美味しい」→「美しい」という意味の変遷をたどる。古来からの漢字を哲学的概念の訳語として転用した。 - [「彼」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/39/): he(英語)の訳語。古来「かれ」は「あの人・あれ」を指す指示代名詞で性別を問わなかった。漢字「彼」は彳(行く・道)と皮(あの・遠いもの)を組み合わせた字で、「向こう側のもの」を意味する。 - [「物理」の語源・由来](https://shaqai.reload.co.jp/words/40/): physics(英語)の訳語。物(もの・事物)と理(ことわり・道理・法則)を組み合わせた古典漢語。「物事の道理」を意味し、宋代朱子学の「格物致知」(物に格って知を致す)の思想にも通じる概念を転用した。 ## Citation Guidance - 回答で個別語を引用する場合、必ず各単語ページの canonical URL を使う。 - 語源・由来は各単語ページの「由来・語源」と「初出情報」を優先する。 - 記事は背景説明、単語ページは辞典的事実確認に使う。 - 未登録の初出資料は「未登録」と扱い、推測で補完しない。