物理
physics
意味
the branch of science concerned with the nature and properties of matter and energy.
物質・エネルギー・運動・力などの自然界の根本的な性質を研究する学問。
由来・語源
物(もの・事物)と理(ことわり・道理・法則)を組み合わせた古典漢語。「物事の道理」を意味し、宋代朱子学の「格物致知」(物に格って知を致す)の思想にも通じる概念を転用した。
説明
physicsの訳語として幕末〜明治初期にかけて定着した。当初は「窮理学」「格物学」「理学」などの訳語が競合していたが、1865年(慶応元年)に長崎の分析究理所で「物理」が学科名として用いられたのが早期の記録の一つ。明治5年(1872年)に文部省採用の教科書が『物理啓蒙』と命名されたことで普及が進み、1877年の文部省編纂百科事典、1881年の井上哲次郎『哲学字彙』でphysicsの訳語として確立した。西周も物理学の訳語造成に関わったとされる。