グラフ
graph
原語graph
言語英語
分類出版・メディア
意味のずれ
原語の意味ギリシャ語graphein(書く)に由来し、数値やデータの関係を視覚的に示す図(棒グラフ・折れ線グラフなど)を指す。
日本語の意味数値データを示す図(英語と同じ用法)に加え、写真を主体に誌面を構成した雑誌・記事(グラフ誌、グラフジャーナリズム)を指す用法がある。
ずれ方英語graphは数値データの図示のみを指すが、日本語グラフは同じ用法に加え、graphicの略・派生として写真中心の誌面や雑誌(グラフ誌)を指す用法が独自に広まった。
説明
英語graphは棒グラフ・折れ線グラフなど数値の視覚化に限られる語だが、日本語では明治末から大正期にかけて『風俗画報』などの流れを受け、写真や図版を主体とした雑誌・誌面を指す「グラフ誌」「グラフジャーナリズム」という用法が定着した。『アサヒグラフ』のような写真週刊誌名にも使われ、graphicの意味が混ざり込んだ日本独自の拡張とされる。数値データのグラフという原義は保たれたまま、報道・出版分野で別の意味が併存する点が特徴。
用例
四半期の売上推移をグラフにまとめて発表した。
We summarized the quarterly sales trend in a graph and presented it.
その週刊誌は特集を写真中心のグラフページで構成していた。
The weekly magazine built its feature as a photo-driven pictorial spread.
出典
- 『Weblio英和辞典 graph』graph が数値データを視覚的に示す図を指すことを確認
- 『コトバンク「グラフ雑誌」』日本語のグラフが写真を主体とした雑誌を指す用法を確認
- 『コトバンク「グラフジャーナリズム」』写真・図版を主体とした出版形態を指す日本での用語であることを確認