観念論
idealism
要点
- 「観念論」はidealism(英語・ドイツ語・フランス語)の訳語。
- 語源・由来: 「観念」は心に思い描く内容・意識内容を表し、「論」は学説・立場を意味する。観念を根本原理とする学説という字義で idealism に対応した。
- 翻訳時期: 明治期(1905年頃)。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 哲学。
意味
Idealism; a philosophical position that regards mind, ideas, or consciousness as fundamental.
精神・意識・観念を根源的なものとみなす哲学上の立場。
German idealism had a strong influence on modern philosophy.
ドイツ観念論は近代哲学に大きな影響を与えた。
由来・語源
「観念論」の語源・由来
「観念」は心に思い描く内容・意識内容を表し、「論」は学説・立場を意味する。観念を根本原理とする学説という字義で idealism に対応した。
説明
「観念論」は、idealism の訳語として明治期の哲学語彙の中で整えられた。初期には idealism を「唯心論」と訳すことも多く、『哲学字彙』では idea に「観念」が当てられたが、明治後半から「観念論」が一般化した。物質や自然よりも精神・意識・観念を根源的なものとみなす哲学上の立場を表す語で、のちに現実離れした考えという俗用も生じた。
初出情報
時期1905年頃
初出資料普通術語辞彙
補足精選版日本国語大辞典は哲学上の語義に『普通術語辞彙』(1905年)の用例を掲げる。
出典
- 『コトバンク「観念論」』idealism としての意味および『普通術語辞彙』の用例を確認
よくある質問
「観念論」とは?
精神・意識・観念を根源的なものとみなす哲学上の立場。
「観念論」の語源・由来は?
「観念」は心に思い描く内容・意識内容を表し、「論」は学説・立場を意味する。観念を根本原理とする学説という字義で idealism に対応した。
「観念論」は何の訳語?
「観念論」はidealism(英語・ドイツ語・フランス語)の訳語として、明治期(1905年頃)に用いられた。
「観念論」の原語・英語は?
「観念論」の原語は idealism(英語・ドイツ語・フランス語)。英語・ドイツ語・フランス語から意味翻訳して作られた日本語。