翻訳語辞典Shaqai
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箕作省吾

1821184726歳)

水沢藩(現・岩手県)藩士の次男として生まれ、13歳で蘭方医の坂野長安に入門して蘭学を学んだ後、江戸・京都に出て地理学・蘭学を修めた。天保13年(1842年)に津山藩医・箕作阮甫のもとに入り、弘化元年(1844年)に正式に養子となった。

弘化元年(1844年)に日本初の本格的世界地図『新製輿地全図』を刊行し、翌弘化2年(1845年)から世界地誌書『坤輿図識』の刊行を開始した。同書においてrepublicの訳語として「共和」を初めて用いた。これは仙台藩の儒者・兵学者である大槻磐渓の提案に従い、古代中国で紀元前841年に召公・周公が共同で政務を執った「共和」の故事になぞらえたものである。

世界地理の学術的解説に全力を傾けたが、過労と結核のため弘化3年(1847年)に26歳の若さで早世した。その造語「共和」はその後、1866年の福沢諭吉『西洋事情』での使用を経て広く定着し、「共和国」「共和制」など現代語の根幹となった。

1訳語数
英語 / ラテン語翻訳元言語
1845年頃訳語年代

分野別訳語数

政治1

訳語一覧1

共和政治
republic
英語・ラテン語江戸末期箕作省吾