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上田万年

上田万年

1867193770歳)

東京・大久保生まれの言語学者・国語学者。明治21年(1888年)に東京帝国大学文科大学を卒業後、明治23年(1890年)からドイツ・フランスへ留学し、ライプツィヒ大学等で比較言語学・インド語学を修めた。帰国後、明治27年(1894年)に東京帝国大学文科大学教授に就任し、西洋の比較言語学の方法論を日本語研究に初めて本格的に導入して科学的な国語学の端緒を開いた。

明治28年(1895年)刊行の論文集『国語のため』に収録した「国語と国家と」において、ドイツのNationalsprache(民族語・国民語)概念を援用しながら、国語が国民国家の精神的統合の基盤であると論じた。これが近代日本における「国語」概念の理論的基礎となり、明治33年(1900年)の小学校令改正によって「国語」が正式な教科名として採用されるに至った。国語調査委員会(のちの国語審議会)の主査委員として標準語の設定と仮名遣い統一にも尽力した。

主著に『国語のため』『国語のため第二』のほか、松井簡治との共著『大日本国語辞典』(全5巻)がある。貴族院議員・国学院大学学長なども歴任し、長女は小説家の円地文子。近代日本語の標準化と国語政策の確立に最も大きく貢献した人物として評価されている。

1訳語数
ドイツ語 / 英語翻訳元言語
1895年頃訳語年代

分野別訳語数

教育1

訳語一覧1

国語教育
Nationalsprache / national language
ドイツ語・英語明治期上田万年