遺憾
regret / disappointment
意味
Regret or disappointment; a feeling that something has not turned out as hoped.
期待通りにいかず、心残りで残念に思うこと。
The minister expressed regret over the incident.
大臣はその件について遺憾の意を示した。
由来・語源
「遺」は残すこと、「憾」は心残りやうらみ。思いが残って満たされない感情を二字で表す。
説明
「遺憾」は、思い通りにならず心残りに感じることを表す語で、近代日本では regret や disappointment に対応する公的な感情語として定着した。とくに政治・外交・報道では、強い非難や謝罪を直接言い切らずに不満や残念さを表す定型表現として発達し、『遺憾の意を表する』のような硬い言い回しを生んだ。感情と制度文体が結びついた代表的な語である。
初出情報
時期室町中期
初出資料文明本節用集
補足精選版日本国語大辞典は『文明本節用集』(室町中期)を初出として掲げるが、西暦年は特定できないため null とした。
出典
- 『コトバンク「遺憾」』語義と室町中期・1807-11年の実例を確認