文明
要点
- 「文明」はcivilization(英語・フランス語)の訳語。
- 語源・由来: 「文」は文事・文化・教養を意味し、「明」は明らかにすること・啓発を意味する。儒学の古典語から転用し、civilizationの近代的意義(物質的・精神的発展)を付与した。
- 翻訳時期: 明治期(1866年頃)。
- 翻訳者: 福沢諭吉。
- 分野: 文化。
意味
The stage of human social and cultural development and organization; a developed or advanced society.
人間社会の文化的・社会的発展の到達段階。高度に発展した社会・文化。
Western civilization had a profound influence on Japan during the Meiji era.
明治期に西洋文明が日本に深い影響を与えた。
The comfort and conveniences provided by modern knowledge and technology.
近代的な知識・技術がもたらす便利さや快適さ。文明の利器。
The benefits of civilization spread rapidly.
文明の恩恵は急速に広まった。
由来・語源
「文明」の語源・由来
「文」は文事・文化・教養を意味し、「明」は明らかにすること・啓発を意味する。儒学の古典語から転用し、civilizationの近代的意義(物質的・精神的発展)を付与した。
説明
civilizationの訳語として明治期に定着した語。儒学の古典語「文明(文事が明らかであること)」を転用したもので、福沢諭吉が1866年の『西洋事情』で多用したことで広まった。1875年の『文明論之概略』では文明概念を体系的に論じ、「文明開化」のスローガンとともに明治近代化の旗印となった。森有礼も明六社の活動を通じてこの概念の普及に貢献した。
初出情報
よくある質問
「文明」とは?
人間社会の文化的・社会的発展の到達段階。高度に発展した社会・文化。
「文明」の語源・由来は?
「文」は文事・文化・教養を意味し、「明」は明らかにすること・啓発を意味する。儒学の古典語から転用し、civilizationの近代的意義(物質的・精神的発展)を付与した。
「文明」は何の訳語?
「文明」はcivilization(英語・フランス語)の訳語として、明治期(1866年頃)に用いられた。
「文明」の原語・英語は?
「文明」の原語は civilization(カタカナ:シビリゼーション)(英語・フランス語)。英語・フランス語から意味翻訳して作られた日本語。