口調
要点
- 「口調」はtone(英語)の訳語。
- 語源・由来: 「口」は口・言葉を、「調」は整ったリズム・調子を意味し、「言葉を口に出す際の調子」を表す。英語 tone はギリシャ語 tonos(張り・音程)→ラテン語 tonus を経て「声の調子・話し方」を意味するようになった。
- 翻訳時期: 明治期。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 文化。
意味
The manner or quality of speaking; pitch, rhythm, and intonation of speech.
話すときの言葉の調子・言い回し。声の出し方や語の選び方に表れる特徴。
The general attitude or feeling conveyed by speech or writing.
話し言葉や文章全体から伝わる雰囲気・態度・感情的な色合い。
由来・語源
「口調」の語源・由来
「口」は口・言葉を、「調」は整ったリズム・調子を意味し、「言葉を口に出す際の調子」を表す。英語 tone はギリシャ語 tonos(張り・音程)→ラテン語 tonus を経て「声の調子・話し方」を意味するようになった。
説明
「口調」は江戸後期の滑稽本『浮世風呂』(式亭三馬、1809〜13年)に「くてう」と仮名書きで既に用例が確認される日本固有の語であり、特定の翻訳者が西洋語から新造した語ではない。明治以降、英学・英和辞典の整備が進む中で、英語 tone(とくに tone of voice)の対応訳語として自然に充てられ、近代文学でも広く使われるようになった。今日では話し言葉のニュアンスや感情を表す語として定着し、英語 tone との意味的対応が強固になっている。
初出情報
出典
- 『浮世風呂』本文中で言及されている文献・資料
よくある質問
「口調」とは?
話すときの言葉の調子・言い回し。声の出し方や語の選び方に表れる特徴。
「口調」の語源・由来は?
「口」は口・言葉を、「調」は整ったリズム・調子を意味し、「言葉を口に出す際の調子」を表す。英語 tone はギリシャ語 tonos(張り・音程)→ラテン語 tonus を経て「声の調子・話し方」を意味するようになった。
「口調」は何の訳語?
「口調」はtone(英語)の訳語として、明治期に用いられた。
「口調」の原語・英語は?
「口調」の原語は tone(英語)。英語から意味翻訳して作られた日本語。