口調
tone
意味
1.
The manner or quality of speaking; pitch, rhythm, and intonation of speech.
話すときの言葉の調子・言い回し。声の出し方や語の選び方に表れる特徴。
2.
The general attitude or feeling conveyed by speech or writing.
話し言葉や文章全体から伝わる雰囲気・態度・感情的な色合い。
由来・語源
「口」は口・言葉を、「調」は整ったリズム・調子を意味し、「言葉を口に出す際の調子」を表す。英語 tone はギリシャ語 tonos(張り・音程)→ラテン語 tonus を経て「声の調子・話し方」を意味するようになった。
説明
「口調」は江戸後期の滑稽本『浮世風呂』(式亭三馬、1809〜13年)に「くてう」と仮名書きで既に用例が確認される日本固有の語であり、特定の翻訳者が西洋語から新造した語ではない。明治以降、英学・英和辞典の整備が進む中で、英語 tone(とくに tone of voice)の対応訳語として自然に充てられ、近代文学でも広く使われるようになった。今日では話し言葉のニュアンスや感情を表す語として定着し、英語 tone との意味的対応が強固になっている。
初出情報
時期明治期
補足「口調」は江戸後期の滑稽本『浮世風呂』(式亭三馬、1809〜13年)に「くてう」と仮名書きで既に用例が確認される日本固有の語であり、特定の翻訳者が西洋語から新造した語ではない。
出典
- 『浮世風呂』本文中で言及されている文献・資料