阿蘭陀
Holanda / Holland
意味
Netherlands / Holland (historical kanji phonetic transcription of Holanda/Holland)
オランダの漢字音訳表記。略字「蘭」は蘭学・蘭語・蘭方など江戸の西洋知識受容を示す語に広く残る。
Rangaku (蘭学, Dutch studies) was the main channel through which Western knowledge entered Edo Japan.
蘭学は阿蘭陀語の書物を通じて西洋の医学・科学を日本に伝えた学問体系である。
由来・語源
「阿蘭陀」はポルトガル語Holandaを「阿(あ)」「蘭(ら)」「陀(だ)」と音訳した当て字。「和蘭」「和蘭陀」も同義の別表記。略字「蘭」はオランダから伝来した西洋知識全体を指す象徴文字として江戸文化に定着した。
説明
戦国期にポルトガル人宣教師を通じて「Holanda(ホランダ)」の音が伝来し、日本での「オランダ」の語源となった。当初は親好の証として「和蘭(わらん)」とも書かれたが、他国と同様の音訳方式で「阿蘭陀」の表記も並立した。江戸幕府が唯一の西洋貿易相手としてオランダを優遇したことから、略字「蘭」が蘭学・蘭語・蘭方医学・蘭書など西洋文明全般を指す象徴語となり、幕末の蘭学隆盛とともに日本の近代化を牽引する語彙群を形成した。
初出情報
時期江戸時代
補足江戸時代に用いられたとされる。詳しい初出資料は未登録。
出典
出典情報はまだ登録されていません。