伯林
要点
- 「伯林」はBerlin(ドイツ語)の訳語。
- 語源・由来: 「伯(はく・べ)」は[Ber-]の音を、「林(りん)」は[-lin]の音を写す当て字。Berlinの語源はスラブ語の湿地(berl-)とする説やドイツ語の熊(Bär)に由来するとの説があるが、漢字には意味は反映されていない。
- 翻訳時期: 明治期。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 文化。
意味
Berlin (historical kanji phonetic transcription)
ベルリンの漢字音訳表記。森鷗外の『舞姫』など明治文学に多数の用例がある。
Mori Ogai studied medicine in Berlin and Leipzig from 1884 to 1888.
森鷗外は1884年から1888年まで伯林・莱比錫に留学し、帰国後に『舞姫』を著した。
由来・語源
「伯林」の語源・由来
「伯(はく・べ)」は[Ber-]の音を、「林(りん)」は[-lin]の音を写す当て字。Berlinの語源はスラブ語の湿地(berl-)とする説やドイツ語の熊(Bär)に由来するとの説があるが、漢字には意味は反映されていない。
説明
ベルリンの音を漢字で写した都市名表記。明治政府がドイツ医学・法学・軍事制度を積極的に採用したことで、「伯林」という表記が外交・学術文書で広く用いられた。森鷗外は1884〜1888年にベルリン・ライプツィヒに軍医留学し、帰国後の小説『舞姫』(1890年)で「伯林」の名を日本文学に刻んだ。明治憲法の立案にも関わった伊藤博文・井上毅らもドイツ・オーストリアへの渡航記録に「伯林」を記しており、ドイツ文明受容の象徴的な地名として定着した。
初出情報
出典
- 『舞姫』本文中で言及されている文献・資料
よくある質問
「伯林」とは?
ベルリンの漢字音訳表記。森鷗外の『舞姫』など明治文学に多数の用例がある。
「伯林」の語源・由来は?
「伯(はく・べ)」は[Ber-]の音を、「林(りん)」は[-lin]の音を写す当て字。Berlinの語源はスラブ語の湿地(berl-)とする説やドイツ語の熊(Bär)に由来するとの説があるが、漢字には意味は反映されていない。
「伯林」は何の訳語?
「伯林」はBerlin(ドイツ語)の訳語として、明治期に用いられた。
「伯林」の原語・英語は?
「伯林」の原語は Berlin(ドイツ語)。ドイツ語から意味翻訳して作られた日本語。