宗教
要点
- 「宗教」はreligion(英語)の訳語。
- 語源・由来: 宗(みなもと・宗派・崇める対象・根本)と教(おしえ・教義・教え)を組み合わせた漢語・仏教語。「宗派の教え」という仏教的字義が、信仰・超越的存在への帰依という宗教一般を指す語に転用された。
- 翻訳時期: 明治期(1869年頃)。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 文化。
意味
The belief in and worship of a superhuman controlling power, especially a personal God.
超自然的な存在・力への信仰や崇拝、およびそれに基づく実践・制度の総体。
Religion plays a central role in many people's lives.
宗教は多くの人の生活において中心的な役割を果たす。
A pursuit or interest followed with great devotion.
大きな献身をもって追求される関心・活動。(比喩的用法)
For him, football was almost a religion.
彼にとって、サッカーはほとんど宗教だった。
由来・語源
「宗教」の語源・由来
宗(みなもと・宗派・崇める対象・根本)と教(おしえ・教義・教え)を組み合わせた漢語・仏教語。「宗派の教え」という仏教的字義が、信仰・超越的存在への帰依という宗教一般を指す語に転用された。
説明
religionの訳語として明治2年(1869年)にドイツ北部連邦との修好通商条約においてReligionsübungの訳語に「宗教」が選ばれたことで定着した。それ以前は「宗旨」「宗法」「法教」などの語も使われた。1884年の『改定増補哲学字彙』への収録を機に「宗教一般」の意味で広く普及した。「宗教」はもともと仏教用語で「宗の教え(宗派の教義)」を意味したが、religionの訳語として信仰・超越的存在への帰依という普遍的な概念を表す語に転化した。
初出情報
出典
- 井上哲次郎ほか 『改定増補哲学字彙』哲学・宗教語彙の参照資料
よくある質問
「宗教」とは?
超自然的な存在・力への信仰や崇拝、およびそれに基づく実践・制度の総体。
「宗教」の語源・由来は?
宗(みなもと・宗派・崇める対象・根本)と教(おしえ・教義・教え)を組み合わせた漢語・仏教語。「宗派の教え」という仏教的字義が、信仰・超越的存在への帰依という宗教一般を指す語に転用された。
「宗教」は何の訳語?
「宗教」はreligion(英語)の訳語として、明治期(1869年頃)に用いられた。
「宗教」の原語・英語は?
「宗教」の原語は religion(カタカナ:リリジョン)(英語)。英語から意味翻訳して作られた日本語。