翻訳語辞典Shaqai
← 翻訳語一覧に戻る

青年

Young Men
言語英語
翻訳時期明治期(1880年頃)
分野社会
翻訳者小崎弘道

意味

1.

A young person, typically between adolescence and full adulthood.

青春期の若者・若い男性。思春期から成人初期の時期にある人。

Young men gathered at the local youth center.

青年たちは地元の青年センターに集まった。

2.

The period or condition of being young; youth.

若い時期・若さ・青春。

The idealism of youth is a powerful force for change.

青年の理想主義は変化への強力な力である。

由来・語源

「青」(若々しさ・春・新鮮さを象徴する色)と「年」(年齢・時代)を組み合わせた語。陰陽五行では青は春・若さを象徴し、「青年」は「若い年頃の人」を字義とする。唐詩などの「青雲の志」(高い志・若々しい向上心)に着想を得た造語とも伝えられる。

説明

明治13年(1880年)、牧師・小崎弘道が東京キリスト教青年会(東京YMCA)の創設に際し、"Young Men's Christian Association"を「基督教青年会」と翻訳した際に"Young Men"の訳語として造語した語。造語にあたっては唐詩選の「青雲の志」に着想を得たとも言われる。それ以前の日本には「若者」「若衆」などの語はあったが、近代的な青年期という概念は存在せず、この訳語の普及とともに西洋由来の青年期という発達段階の概念が日本社会に根付いた。明治・大正期のキリスト教青年運動や雑誌文化の興隆とともに広く普及し、現代語として定着している。

初出情報

時期1880年頃
初出資料明六雑誌
補足"young men"の訳語として明六雑誌(1874-75年)を通じて近代社会の青年概念として普及

出典

  • 明六雑誌1874-75年。西周・森有礼ら明六社の知識人が近代的社会・文化概念を普及させた雑誌

類似の単語

he
社会
階級
class / Klasse
社会
運動
movement / motion
社会
制度
institution / system
社会

関連する読み物

「青年」の語源——若者から近代の担い手へ
「青年」は古くからあった自然な日本語ではなく、明治期に Young Men の訳語として広まった近代語だった。「青」が持つ若さと志の感覚、YMCA、学生文化、雑誌メディアを通じて、若者が社会の主体として名づけられる過程をたどる。