翻訳語辞典Shaqai
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接吻

kiss / kus
言語英語・オランダ語
翻訳時期江戸末期(1815年頃)
分野文化
翻訳者

意味

The act of pressing one's lips against another person's lips or body as a gesture of love or greeting.

愛情や挨拶の表現として唇を相手の唇や体に触れさせる行為。キス。

He gave her a gentle kiss on the cheek.

彼は彼女の頬に優しく接吻した。

由来・語源

「接」は接する・触れることを意味し、「吻」は口・くちびる(口のすぼまった部分)を意味する。「くちびるを合わせる」という動作を直截に表した字義。

説明

オランダ語kusの訳語として、1815年刊行の蘭和辞典『ドゥーフ・ハルマ』(ヘンドリック・ドゥーフ監修)に初めて「接吻」の語が用いられた。江戸期の日本にも「口吸い(くちすい)」という類似行為はあったが、西洋の挨拶・愛情表現としてのキスとは文化的意味合いが異なるため新たな訳語が設けられた。明治期に英語kissの訳語として定着し、1890年代から近代文学にも広く登場した。「くちづけ」の読みで普及した後、「せっぷん」の読みも定着した。