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原子

atom
言語英語・ギリシャ語
翻訳時期明治期
分野科学他の訳語を見る →
翻訳者

要点

  • 「原子」はatom(英語・ギリシャ語)の訳語。
  • 語源・由来: 「原」は根本・起源・源を意味し、「子」は小さなものを意味する。「物質の根本にある小さな粒」という字義。atomはギリシャ語atomos(a-=否定+tomos=切ること)、すなわち「分割できないもの」に由来する。
  • 翻訳時期: 明治期。
  • 翻訳者: 未登録。
  • 分野: 科学。

意味

1.

The smallest unit of a chemical element that cannot be further divided by chemical means.

化学的手段によってこれ以上分割できない元素の最小単位。

All matter is made up of atoms.

すべての物質は原子からできている。

2.

An extremely small amount or particle.

極めて小さな量・粒。(比喩的用法)

There is not an atom of truth in what he said.

彼の言ったことには一原子ほどの真実もない。

由来・語源

原子」の語源・由来

「原」は根本・起源・源を意味し、「子」は小さなものを意味する。「物質の根本にある小さな粒」という字義。atomはギリシャ語atomos(a-=否定+tomos=切ること)、すなわち「分割できないもの」に由来する。

説明

atomの訳語として明治期の化学・物理学翻訳書を通じて定着した和製漢語。化学的に分割できない最小の物質単位を指し、「分子(molecule)」の下位概念として整備された。古代ギリシャのデモクリトスの原子論(atomism)を紹介する文脈でも広く用いられ、20世紀には「原子爆弾」「原子力」など派生語を生んだ。中国にも逆輸出され、現代中国語でも「原子」(yuánzǐ)として用いられる。

初出情報

時期明治期
初出資料舎密開宗
補足atomの訳語として宇田川榕菴の『舎密開宗』(1837年)など幕末の化学書で「原子」が用いられ定着

出典

  • 宇田川榕菴 舎密開宗1837-47年刊行。日本最初の体系的な化学書。オランダ語原典から訳した
  • 川本幸民 化学新書1861年刊行。原子・分子などの化学用語を整備した著作

よくある質問

「原子」とは?

化学的手段によってこれ以上分割できない元素の最小単位。

「原子」の語源・由来は?

「原」は根本・起源・源を意味し、「子」は小さなものを意味する。「物質の根本にある小さな粒」という字義。atomはギリシャ語atomos(a-=否定+tomos=切ること)、すなわち「分割できないもの」に由来する。

「原子」は何の訳語?

「原子」はatom(英語・ギリシャ語)の訳語として、明治期に用いられた。

「原子」の原語・英語は?

「原子」の原語は atom(英語・ギリシャ語)。英語・ギリシャ語から意味翻訳して作られた日本語。

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