法則
要点
- 「法則」はlaw / Gesetz(英語・ドイツ語)の訳語。
- 語源・由来: 法(規範・きまり・ルール)と則(のり・準拠すべき基準)を組み合わせた漢語。「守られるべき規範・準拠」という意味で、自然界の普遍的な規則性を表す語として定着した。
- 翻訳時期: 明治期。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 科学。
意味
A statement of fact that a particular natural or scientific phenomenon always occurs under certain conditions.
自然界の現象が一定の条件下で常に成立する必然的な規則性・関係。
The laws of thermodynamics govern energy transfer.
熱力学の法則はエネルギー移動を支配する。
A rule or principle governing conduct or procedure.
行動や手続きを規定する規則・原則。
Moral laws guide human behavior.
道徳的法則は人間の行動を導く。
由来・語源
「法則」の語源・由来
法(規範・きまり・ルール)と則(のり・準拠すべき基準)を組み合わせた漢語。「守られるべき規範・準拠」という意味で、自然界の普遍的な規則性を表す語として定着した。
説明
lawおよびドイツ語Gesetzの訳語として明治期に自然科学・哲学の文脈で定着した。一定の条件のもとで常に成り立つ事物相互の必然的・普遍的な関係を指す。英語のlawはキリスト教的な「神が定めた秩序」に由来し、ドイツ語Gesetzも「神が置いたもの」を意味するが、日本語の「法則」は規範を意味する漢語的な語感で訳語に収まった。万有引力の法則・熱力学の法則など近代自然科学の法則概念の移入と並行して普及した。
初出情報
出典
- 井上哲次郎ほか 『哲学字彙』1881年(明治14年)刊行。明治期の哲学・科学用語を体系的に整備した訳語辞典
よくある質問
「法則」とは?
自然界の現象が一定の条件下で常に成立する必然的な規則性・関係。
「法則」の語源・由来は?
法(規範・きまり・ルール)と則(のり・準拠すべき基準)を組み合わせた漢語。「守られるべき規範・準拠」という意味で、自然界の普遍的な規則性を表す語として定着した。
「法則」は何の訳語?
「法則」はlaw / Gesetz(英語・ドイツ語)の訳語として、明治期に用いられた。
「法則」の原語・英語は?
「法則」の原語は law / Gesetz(カタカナ:ロー/ゲゼッツ)(英語・ドイツ語)。英語・ドイツ語から意味翻訳して作られた日本語。