時間
要点
- 「時間」はtime / Zeit(英語・ドイツ語)の訳語。
- 語源・由来: 「時」は時・時刻・ある時点を意味し、「間」は間・あいだ・持続を意味する。古典漢語にも「時間」の用例はあるが、近代的な哲学・物理学上の概念を担う語として再利用された。
- 翻訳時期: 明治初期。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 哲学。
意味
The indefinite continued progress of existence and events; in Kantian philosophy, the pure form of inner intuition.
存在と出来事の無限の継続的進行。カント哲学では内的直観の純粋形式。
Time and space are the fundamental conditions of all experience.
時間と空間はすべての経験の根本条件である。
A point or period measured in hours, minutes, etc.; a duration.
時刻・時点。また、ある期間・所要時間。
What time does the train arrive?
電車は何時に到着しますか?
由来・語源
「時間」の語源・由来
「時」は時・時刻・ある時点を意味し、「間」は間・あいだ・持続を意味する。古典漢語にも「時間」の用例はあるが、近代的な哲学・物理学上の概念を担う語として再利用された。
説明
哲学的概念としてのtimeおよびドイツ語Zeitの訳語として明治初期に定着した語。カント哲学において「時間」は「空間」とともに「感性の純粋直観形式」として位置づけられ、西周らによる西洋哲学の導入過程で哲学的概念の担い手として整備された。「時間」自体は古典中国語にも存在したが、近代的な哲学・科学概念を担う語として再定義された。1881年の『哲学字彙』にも収録された。
初出情報
出典
- 井上哲次郎ほか 『哲学字彙』哲学・心理学系訳語の定着確認資料
よくある質問
「時間」とは?
存在と出来事の無限の継続的進行。カント哲学では内的直観の純粋形式。
「時間」の語源・由来は?
「時」は時・時刻・ある時点を意味し、「間」は間・あいだ・持続を意味する。古典漢語にも「時間」の用例はあるが、近代的な哲学・物理学上の概念を担う語として再利用された。
「時間」は何の訳語?
「時間」はtime / Zeit(英語・ドイツ語)の訳語として、明治初期に用いられた。
「時間」の原語・英語は?
「時間」の原語は time / Zeit(英語・ドイツ語)。英語・ドイツ語から意味翻訳して作られた日本語。