翻訳語辞典Shaqai
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命題

proposition
言語英語
翻訳時期明治初期(1870年頃)
分野哲学
翻訳者西周

意味

1.

A statement or assertion that expresses a judgment, which can be true or false.

真偽の判断が可能な、何かについて断言する文や言明。

The proposition 'All men are mortal' is a universal statement.

「すべての人は死ぬ」という命題は普遍的言明である。

2.

A suggested scheme or proposal in mathematics or logic.

数学・論理学における証明すべき定理・提題。

Euclid's propositions form the basis of geometry.

ユークリッドの命題は幾何学の基礎を成す。

由来・語源

命(言いつける・題する・名づける)と題(主題・問題・テーマ)を組み合わせた造語。「言葉によって命じられた問い・主張」という意味で、論理学の命題概念を的確に表す。

説明

propositionの訳語として西周が『百学連環』(1870〜71年)で創出した。言語によって表現された判断・主張を指す論理学の基本概念であり、真または偽を判定できる文を指す。「帰納」「演繹」「定義」などとともに西周の論理学術語として创られ、1881年の井上哲次郎『哲学字彙』を通じて広く定着した。数学・論理学・哲学の各分野で現在も基本語として用いられている。

初出情報

時期1870年頃
初出資料百学連環
補足propositionの訳語として西周が『百学連環』(1870〜71年)で創出した。

出典

  • 西周 百学連環西周の学術語彙を確認する参照資料
  • 井上哲次郎ほか 哲学字彙哲学・心理学系訳語の定着確認資料

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