現象
phenomenon
要点
- 「現象」はphenomenon(英語・ドイツ語)の訳語。
- 語源・由来: 現(あらわれる)と象(かたち・すがた)の組み合わせ。本体が外側に形をとって現れたものという意味。
- 翻訳時期: 明治初期(1877年頃)。
- 翻訳者: 西周。
- 分野: 哲学。
意味
1.
A fact or situation that is observed to exist or happen, especially one whose cause is in question.
五感で捉えられる事実。客観的に観察可能な出来事。
Gravity is a natural phenomenon.
重力は自然現象である。
2.
In philosophy, things as they appear to the senses, as distinguished from the thing-in-itself.
哲学において、感覚によって捉えられる事象。本体(物自体)に対する現れ。
Kant distinguished between phenomena and noumena.
カントは現象と物自体を区別した。
由来・語源
「現象」の語源・由来
現(あらわれる)と象(かたち・すがた)の組み合わせ。本体が外側に形をとって現れたものという意味。
説明
西周が『利学』(1877年)で西洋哲学用語phenomenonの訳語として用いた。のちに『哲学字彙』に収録され学術用語として定着した。本体(本質)に対する外的な現れを指す。
初出情報
時期1877年頃
初出資料利学
補足西周が『利学』(1877年)で西洋哲学用語phenomenonの訳語として用いた。
出典
- 西周 『利学』西周による哲学語彙の参照資料
- 井上哲次郎ほか 『哲学字彙』哲学・心理学系訳語の定着確認資料
よくある質問
「現象」とは?
五感で捉えられる事実。客観的に観察可能な出来事。
「現象」の語源・由来は?
現(あらわれる)と象(かたち・すがた)の組み合わせ。本体が外側に形をとって現れたものという意味。
「現象」は何の訳語?
「現象」はphenomenon(英語・ドイツ語)の訳語として、明治初期(1877年頃)に用いられた。
「現象」の原語・英語は?
「現象」の原語は phenomenon(カタカナ:フェノミナン/フェノーメン)(英語・ドイツ語)。英語・ドイツ語から意味翻訳して作られた日本語。