社会社会
society
英語明治初期西周

1829–1897(68歳)
明治時代の哲学者・啓蒙思想家。石見国津和野藩(現・島根県)の藩医の家に生まれ、幕府の命でオランダに留学してコント実証主義やミル論理学などを学んだ。帰国後は開成所(後の東京大学)で教鞭を執りながら、西洋哲学・心理学・論理学の日本語化に精力的に取り組んだ。
「哲学」「概念」「主観」「客観」「理性」「悟性」「意識」「帰納」「演繹」「定義」など、西洋思想の根幹をなす抽象語の多くを漢字熟語として造語したことから、「日本の哲学の父」と称される。これらの訳語はその後、中国・朝鮮にも逆輸出され、東アジア近代思想語彙の共通基盤となった。
1873年に結成された明六社の中心メンバーとして福沢諭吉らとともに啓蒙誌『明六雑誌』を刊行し、言論・学術の近代化を牽引した。