先天
a priori / angeboren
要点
- 「先天」はa priori / angeboren(英語・ドイツ語)の訳語。
- 語源・由来: 先(あらかじめ・先立つ)と天(生まれつき)の結合。生まれながらに備わっていること。
- 翻訳時期: 明治初期。
- 翻訳者: 西周。
- 分野: 哲学。
意味
Innate; existing in or derived from the mind before experience.
経験以前から人間に備わっていること(先天的)。
Kant discussed a priori knowledge.
カントは先天的知識について論じた。
由来・語源
「先天」の語源・由来
先(あらかじめ・先立つ)と天(生まれつき)の結合。生まれながらに備わっていること。
説明
哲学におけるa priori(先天的)の訳語として定着した。カント哲学の移入とともに用いられた。「経験に先立つ」という意味で、経験論との対概念として重要視された。
初出情報
時期明治初期
初出資料哲学字彙
補足a prioriの訳語として1881年の『哲学字彙』にカント哲学の術語として収録
出典
- 井上哲次郎ほか 『哲学字彙』1881年(明治14年)刊行。明治期の哲学・科学用語を体系的に整備した訳語辞典
よくある質問
「先天」とは?
経験以前から人間に備わっていること(先天的)。
「先天」の語源・由来は?
先(あらかじめ・先立つ)と天(生まれつき)の結合。生まれながらに備わっていること。
「先天」は何の訳語?
「先天」はa priori / angeboren(英語・ドイツ語)の訳語として、明治初期に用いられた。
「先天」の原語・英語は?
「先天」の原語は a priori / angeboren(英語・ドイツ語)。英語・ドイツ語から意味翻訳して作られた日本語。