翻訳語辞典Shaqai
翻訳語一覧に戻る

哲学

philosophy
言語英語・オランダ語
翻訳時期明治初期(1874年頃)
分野哲学他の訳語を見る →
翻訳者西周他の訳語を見る →

要点

  • 「哲学」はphilosophy(英語・オランダ語)の訳語。
  • 語源・由来: 哲(さとい、明智な)と学(学問)を組み合わせた造語。西周の著作『百一新論』で初めて使用。
  • 翻訳時期: 明治初期(1874年頃)。
  • 翻訳者: 西周。
  • 分野: 哲学。

意味

1.

The rational investigation of questions about existence, knowledge, ethics, and reason.

存在・知識・価値・理性・心などについて理性的に問い究める学問。

Philosophy asks the most fundamental questions about reality.

哲学は現実についての最も根本的な問いを追求する。

2.

A set of fundamental beliefs or personal values guiding one's actions.

個人の行動を導く根本的な信念や人生観。

His philosophy was to work hard and never give up.

彼の哲学は勤勉に努力し決して諦めないことだった。

由来・語源

哲学」の語源・由来

哲(さとい、明智な)と学(学問)を組み合わせた造語。西周の著作『百一新論』で初めて使用。

説明

philosophyの訳語として西周が創出した。「知を愛する」というギリシャ語の語源に対応する訳語として考案された。

初出情報

時期1874年頃
初出資料百一新論
補足philosophyの訳語として西周が創出した。

出典

よくある質問

「哲学」とは?

存在・知識・価値・理性・心などについて理性的に問い究める学問。

「哲学」の語源・由来は?

哲(さとい、明智な)と学(学問)を組み合わせた造語。西周の著作『百一新論』で初めて使用。

「哲学」は何の訳語?

「哲学」はphilosophy(英語・オランダ語)の訳語として、明治初期(1874年頃)に用いられた。

「哲学」の原語・英語は?

「哲学」の原語は philosophy(カタカナ:フィロソフィー)(英語・オランダ語)。英語・オランダ語から意味翻訳して作られた日本語。

類似の単語

命題
proposition
哲学
理想
ideal
哲学
現象
phenomenon
哲学
先天
a priori / angeboren
哲学

関連する読み物

「科学」の語源——知ることから分けて知ることへ
「科学」はラテン語 scientia(知識)を起源とし、「学問を分科する」という訳語の発想で生まれた。窮理学・格物学との競合を経て定着するまでと、「科」という字が近代科学の本質を射抜いていた経緯をたどる。
「哲学」の語源——知を愛することから明智の学へ
「哲学」はギリシャ語 philosophia(知を愛すること)の訳語として、西周が1874年に創出した。「希哲学」「愛智学」との競合を経て定着するまでの経緯と、「哲」という字の選択に込められた意味をたどる。
明治期の翻訳方法の模索と挑戦
西洋の学問や思想が怒涛のように押し寄せた明治初期。翻訳家たちはどのような方法で、未知の概念を日本語に変換しようとしたのか。
音としての外来語と意味を含めた訳語
「アイデンティティ」と「自我同一性」——同じ概念を指す二つの言葉はなぜ存在するのか。音訳と意訳、その本質的な違いを考える。
未知の概念を言葉として創るということ
対応する概念のない言語に、まったく新しい言葉を生み出すとはどういうことか。翻訳家たちが直面した、言語創造の根本的な問い。
翻訳語のつくりかた、考え方
翻訳語はどのような原則で作られてきたのか。漢字の組み合わせ方、既存語の転用、造語の工夫——先人たちの知恵を読み解く。
DXを翻訳語にすると何になるか
「デジタルトランスフォーメーション」——この言葉を明治の翻訳家が訳したなら、どんな語を生み出しただろうか。翻訳語の視点からDXを解剖する試み。
原語と意味がずれるカタカナ語たち
「マンション」は豪邸ではなく、「スマート」は賢くない。日本語に定着したカタカナ語が、なぜ原語の意味と乖離していくのか。その仕組みと事例を読み解く。
言文一致運動と近代日本語
話しことばと書きことばと近づけようとした言文一致運動は、なぜ必要だったのか。小説・翻訳・教育を横断しながら、近代日本語のかたちができる過程をたどる。
翻訳語一覧へ →訳語を検索する →カタカナ語を見る →