心理
要点
- 「心理」はpsychology(英語)の訳語。
- 語源・由来: 心(こころ・精神・内的な働き)と理(ことわり・道理・しくみ)を組み合わせた漢語。「心のしくみと道理を研究すること」という字義で、精神・意識現象を扱う学問を指す。
- 翻訳時期: 明治期(1878年頃)。
- 翻訳者: 西周。
- 分野: 哲学。
意味
The scientific study of the human mind and its functions.
人間の心・行動・精神的プロセスを科学的に研究する学問。
Psychology helps us understand why people behave as they do.
心理(学)は人々がなぜそのように行動するかを理解するのを助ける。
The mental characteristics or attitude of a person or group.
個人や集団の精神的な特性・態度・心の働き。
The psychology of crowds is different from individual behavior.
群衆の心理は個人の行動とは異なる。
由来・語源
「心理」の語源・由来
心(こころ・精神・内的な働き)と理(ことわり・道理・しくみ)を組み合わせた漢語。「心のしくみと道理を研究すること」という字義で、精神・意識現象を扱う学問を指す。
説明
psychologyの訳語として西周が明治11年(1878年)にJ. ヘイブンの著作を「心理学」と題して翻訳し定着した。英語psychologyはギリシャ語psyche(魂・心)とlogos(学問)に由来する。西周はもともと「性理学」と訳していたが後に「心理学」に改め、この略称「心理」が心の働き・精神現象を科学的に研究する学問の名称として明治期に普及した。「哲学」「芸術」などと並ぶ西周の訳語創出の代表例の一つである。
初出情報
出典
- 井上哲次郎ほか 『哲学字彙』1881年(明治14年)刊行。明治期の哲学・科学用語を体系的に整備した訳語辞典
よくある質問
「心理」とは?
人間の心・行動・精神的プロセスを科学的に研究する学問。
「心理」の語源・由来は?
心(こころ・精神・内的な働き)と理(ことわり・道理・しくみ)を組み合わせた漢語。「心のしくみと道理を研究すること」という字義で、精神・意識現象を扱う学問を指す。
「心理」は何の訳語?
「心理」はpsychology(英語)の訳語として、明治期(1878年頃)に用いられた。
「心理」の原語・英語は?
「心理」の原語は psychology(英語)。英語から意味翻訳して作られた日本語。