客観
objectivity
要点
- 「客観」はobjectivity(ドイツ語)の訳語。
- 語源・由来: 客(外部・他者・客体)と観(見方・観点)を組み合わせた造語。主観の対義語として創出。
- 翻訳時期: 明治期(1874年頃)。
- 翻訳者: 西周。
- 分野: 哲学。
意味
1.
The quality of being based on facts rather than feelings, unaffected by personal bias.
個人の感情や偏見に左右されず、外的事実に基づく認識の性質。
Scientific research requires objective observation.
科学的研究は客観的な観察を必要とする。
2.
In philosophy, an object of experience as opposed to the knowing subject.
哲学において、認識する主観に対する認識の対象・外部世界。
Objectivity is the goal of empirical inquiry.
客観性は経験的探究の目標である。
由来・語源
「客観」の語源・由来
客(外部・他者・客体)と観(見方・観点)を組み合わせた造語。主観の対義語として創出。
説明
objectivityの訳語として哲学翻訳者が定着させた。認識される側の対象・外部世界からの見方を指す哲学用語。「主観」と対をなす。
初出情報
時期1874年頃
初出資料哲学字彙
補足「主観」の対概念として西周が導入し、1881年の『哲学字彙』で「客観」として定着
出典
よくある質問
「客観」とは?
個人の感情や偏見に左右されず、外的事実に基づく認識の性質。
「客観」の語源・由来は?
客(外部・他者・客体)と観(見方・観点)を組み合わせた造語。主観の対義語として創出。
「客観」は何の訳語?
「客観」はobjectivity(ドイツ語)の訳語として、明治期(1874年頃)に用いられた。
「客観」の原語・英語は?
「客観」の原語は objectivity(ドイツ語)。ドイツ語から意味翻訳して作られた日本語。