観念
idea / Idee
意味
1.
A thought, concept, or mental image; the basic unit of conscious thought (philosophy).
意識の中に浮かぶ思想・概念・心像。哲学における意識内容の基本単位。
Descartes argued that ideas are the immediate objects of thought.
デカルトは、観念が思考の直接的対象であると論じた。
2.
A fixed belief or preconception; a resigned acceptance of a situation (Japanese colloquial).
固定した思い込み・先入観。また状況をあきらめて受け入れること(日本語の口語的用法)。
He was stuck in his old ideas.
彼は古い観念にとらわれていた。
由来・語源
「観」は仏教で心を一点に集中して対象を観察・思念すること、「念」は心に抱く思い・意識の意。合わせて心に浮かぶ思想・意識内容を表す。
説明
西周が1873年(明治6年)の著作『生性発蘊』において、英語ideaおよびフランス語idéeの訳語として仏教用語の「観念」を転用した。プラトンのイデアに遡る哲学概念を表すため、仏教で「心を集中して対象を観察する」ことを意味していたこの語を意識的に充てたものである。1881年刊の『哲学字彙』にも収録され、近代哲学語彙として定着した。