理論
要点
- 「理論」はtheory(英語・ドイツ語)の訳語。
- 語源・由来: 「理」は道理・条理・事物の筋道を意味し、「論」は論述・議論・体系的な考察を意味する。「事物の筋道を体系的に論じたもの」という字義。theoryはギリシャ語theoria(観察・考察・思索)に由来する。
- 翻訳時期: 明治期。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 哲学。
意味
A system of ideas or principles used to explain something, especially one based on general principles independent of what is being explained.
現象を説明するための原理・命題の体系。経験的事実から独立した一般的原理に基づく体系的説明。
Darwin's theory of evolution changed our understanding of life.
ダーウィンの進化理論は生命に対する私たちの理解を変えた。
An idea used to account for a situation or justify a course of action.
状況を説明し行動を正当化するための考え・見解。(一般的用法)
In theory, the plan sounds good.
理論上はその計画は良さそうに聞こえる。
由来・語源
「理論」の語源・由来
「理」は道理・条理・事物の筋道を意味し、「論」は論述・議論・体系的な考察を意味する。「事物の筋道を体系的に論じたもの」という字義。theoryはギリシャ語theoria(観察・考察・思索)に由来する。
説明
theoryの訳語として明治期に広まった語。古典漢語「理」(道理・条理)と「論」(論述・議論)を組み合わせたもので、江戸後期の蘭学書にも用例が見られるが、明治期の学術体系化の過程でtheoryの標準訳として定着した。「実践」「実験」に対する「理論」という対概念として機能し、「理論物理学」「理論言語学」など「理論○○学」の形で自然科学・人文科学の各分野に広く定着している。
初出情報
出典
- 井上哲次郎ほか 『哲学字彙』1881年(明治14年)刊行。明治期の哲学・科学用語を体系的に整備した訳語辞典
よくある質問
「理論」とは?
現象を説明するための原理・命題の体系。経験的事実から独立した一般的原理に基づく体系的説明。
「理論」の語源・由来は?
「理」は道理・条理・事物の筋道を意味し、「論」は論述・議論・体系的な考察を意味する。「事物の筋道を体系的に論じたもの」という字義。theoryはギリシャ語theoria(観察・考察・思索)に由来する。
「理論」は何の訳語?
「理論」はtheory(英語・ドイツ語)の訳語として、明治期に用いられた。
「理論」の原語・英語は?
「理論」の原語は theory(英語・ドイツ語)。英語・ドイツ語から意味翻訳して作られた日本語。