野蛮
要点
- 「野蛮」はbarbarian / savage / barbarie(英語・フランス語)の訳語。
- 語源・由来: 「野」は野原・粗野・礼節のないさまを意味し、「蛮」は古典漢語で南方の未開民族を指す語。古典中国語に「野蛮」は「礼節のない・粗暴な」の意で存在した語で、barbarianの訳語として転用された。barbarianはギリシャ語barbaros(「バルバル」と聞こえる外国語を話す者)に由来する。
- 翻訳時期: 明治初期。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 社会。
意味
A person belonging to a community or group considered uncivilized or primitive.
未開・未文明とみなされた社会や集団に属する人。蛮人。
Ancient Romans considered northern tribes to be barbarians.
古代ローマ人は北方の部族を野蛮人とみなした。
A state of being uncivilized, cruel, or culturally undeveloped.
文明化されていない・残酷な・文化的に未発展な状態。
The act was condemned as an expression of pure barbarism.
その行為は純粋な野蛮の表れとして非難された。
由来・語源
「野蛮」の語源・由来
「野」は野原・粗野・礼節のないさまを意味し、「蛮」は古典漢語で南方の未開民族を指す語。古典中国語に「野蛮」は「礼節のない・粗暴な」の意で存在した語で、barbarianの訳語として転用された。barbarianはギリシャ語barbaros(「バルバル」と聞こえる外国語を話す者)に由来する。
説明
西洋近代の文明史観における「文明(civilization)」の対概念として導入された語。福沢諭吉の『文明論之概略』(1875年)では文明・半開・野蛮の三段階論が展開され、「野蛮」は文明化以前の未開状態を指す語として普及した。barbarianやsavageに対応する訳語として用いられ、文明開化の言説の中で「野蛮な習慣」「野蛮人」など否定的な意味で広く定着した。
初出情報
出典
- 福沢諭吉 『文明論之概略』文明・野蛮などの用例確認資料
よくある質問
「野蛮」とは?
未開・未文明とみなされた社会や集団に属する人。蛮人。
「野蛮」の語源・由来は?
「野」は野原・粗野・礼節のないさまを意味し、「蛮」は古典漢語で南方の未開民族を指す語。古典中国語に「野蛮」は「礼節のない・粗暴な」の意で存在した語で、barbarianの訳語として転用された。barbarianはギリシャ語barbaros(「バルバル」と聞こえる外国語を話す者)に由来する。
「野蛮」は何の訳語?
「野蛮」はbarbarian / savage / barbarie(英語・フランス語)の訳語として、明治初期に用いられた。
「野蛮」の原語・英語は?
「野蛮」の原語は barbarian / savage / barbarie(カタカナ:バーバリアン)(英語・フランス語)。英語・フランス語から意味翻訳して作られた日本語。