越権
ultra vires / excès de pouvoir
要点
- 「越権」はultra vires / excès de pouvoir(ラテン語・フランス語)の訳語。
- 語源・由来: 「越」は超える・越境することを意味し、「権」は権限・権力を意味する。与えられた権限を超えるという字義。ultra viresはラテン語ultra(超えて)+vires(力の複数形、virの複数)に由来する。
- 翻訳時期: 明治期。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 法律。
意味
An act performed beyond the scope of one's legal authority or power.
法律上与えられた権限の範囲を超えて行われた行為。
The minister's order was declared ultra vires by the court.
大臣の命令は裁判所によって越権と宣言された。
由来・語源
「越権」の語源・由来
「越」は超える・越境することを意味し、「権」は権限・権力を意味する。与えられた権限を超えるという字義。ultra viresはラテン語ultra(超えて)+vires(力の複数形、virの複数)に由来する。
説明
与えられた権限の範囲を超えた行為を指す法律・行政用語として明治期の法制整備の中で用いられた。フランス行政法のexcès de pouvoir(権限逸脱)およびラテン語ultra viresに相当する概念の訳語として整備され、行政法・会社法・国際法の各分野で「越権行為」「越権的処分」などの形で定着した。
初出情報
時期明治期
初出資料泰西国法論
補足ultra viresの訳語として明治期の法典整備(民法・行政法)とともに定着
出典
- 津田真道訳 『泰西国法論』1868年(明治元年)刊行。シモン・フィセリングの公法学講義翻訳。日本最初の西洋法学翻訳書
よくある質問
「越権」とは?
法律上与えられた権限の範囲を超えて行われた行為。
「越権」の語源・由来は?
「越」は超える・越境することを意味し、「権」は権限・権力を意味する。与えられた権限を超えるという字義。ultra viresはラテン語ultra(超えて)+vires(力の複数形、virの複数)に由来する。
「越権」は何の訳語?
「越権」はultra vires / excès de pouvoir(ラテン語・フランス語)の訳語として、明治期に用いられた。
「越権」の原語・英語は?
「越権」の原語は ultra vires / excès de pouvoir(ラテン語・フランス語)。ラテン語・フランス語から意味翻訳して作られた日本語。