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私権

private right / droit privé
言語英語・フランス語
翻訳時期明治期
分野法律
翻訳者

意味

A right held by a private individual under civil law, such as property rights or personal rights.

財産権・人格権など、私法上の個人が有する権利の総称。

Private rights may be restricted when they conflict with the public interest.

私権は公共の利益と衝突する場合に制限されることがある。

由来・語源

「私」は個人・私的・公の対義を意味し、「権」は権利・権限を意味する。個人の私的領域における権利という字義。private rightのprivateはラテン語privatus(国家から分離された・個人的な)に由来する。

説明

私法上の個人が有する権利の総称として明治の法制整備の中で確立した語。公法(public law)に対する私法(private law)の体系において個人の財産権・人格権・身分権などの私的権利を包括的に表す術語として整備された。ボワソナードを招いての民法典編纂過程(1880年代)で精緻化され、「私権の享有」「私権の制限」など民法の基本概念として定着した。

初出情報

時期明治期
初出資料泰西国法論
補足private rightの訳語として明治期の民法典整備とともに定着。津田真道の公法学翻訳が基礎

出典

  • 津田真道訳 泰西国法論1868年(明治元年)刊行。シモン・フィセリングの公法学講義翻訳。日本最初の西洋法学翻訳書

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