水素
waterstof / hydrogen
要点
- 「水素」はwaterstof / hydrogen(オランダ語・英語)の訳語。
- 語源・由来: 「水」は水を、「素」は根本要素を意味する。waterstof の直訳であり、「水をなす基本物質」というラヴォワジエ以後の化学観を簡潔に示す。
- 翻訳時期: 江戸後期(1834年頃)。
- 翻訳者: 宇田川榕菴。
- 分野: 科学。
意味
Hydrogen, the chemical element with atomic number 1.
原子番号1の元素で、水や多くの有機化合物を構成する最も軽い元素。
Water is made of hydrogen and oxygen.
水は水素と酸素からできている。
由来・語源
「水素」の語源・由来
「水」は水を、「素」は根本要素を意味する。waterstof の直訳であり、「水をなす基本物質」というラヴォワジエ以後の化学観を簡潔に示す。
説明
宇田川榕菴がオランダ語 waterstof の訳として整えた元素名で、水を構成する要素という理解をそのまま和語化したものである。1830年代の化学書・植物学書で広く用いられ、酸素・窒素・炭素などと一群の近代元素名をなした。幕末の舎密学教育を通じて定着し、明治期以降の教科書でも標準語となった。
初出情報
時期1834年頃
初出資料舎密開宗
補足waterstof(蘭語・hydrogen)の訳語として宇田川榕菴が『舎密開宗』(1837年)で「水素」を創出
出典
- 宇田川榕菴 『舎密開宗』1837-47年刊行。日本最初の体系的な化学書。オランダ語原典から訳した
よくある質問
「水素」とは?
原子番号1の元素で、水や多くの有機化合物を構成する最も軽い元素。
「水素」の語源・由来は?
「水」は水を、「素」は根本要素を意味する。waterstof の直訳であり、「水をなす基本物質」というラヴォワジエ以後の化学観を簡潔に示す。
「水素」は何の訳語?
「水素」はwaterstof / hydrogen(オランダ語・英語)の訳語として、江戸後期(1834年頃)に用いられた。
「水素」の原語・英語は?
「水素」の原語は waterstof / hydrogen(オランダ語・英語)。オランダ語・英語から意味翻訳して作られた日本語。