酸化
oxidatie / oxidation
要点
- 「酸化」はoxidatie / oxidation(オランダ語・英語)の訳語。
- 語源・由来: 「酸」は酸素・酸性概念を、「化」は変化を意味する。ラヴォワジエ的な「酸素を得て変化する」反応理解を簡潔に示す訳語である。
- 翻訳時期: 江戸後期(1837年頃)。
- 翻訳者: 宇田川榕菴。
- 分野: 科学。
意味
Oxidation, originally combination with oxygen and more broadly loss of electrons.
本来は酸素と化合すること、転じて電子を失う化学変化。
Iron undergoes oxidation when it rusts.
鉄はさびるとき酸化を受ける。
由来・語源
「酸化」の語源・由来
「酸」は酸素・酸性概念を、「化」は変化を意味する。ラヴォワジエ的な「酸素を得て変化する」反応理解を簡潔に示す訳語である。
説明
宇田川榕菴がラヴォワジエ化学の受容に際して整備した反応概念の訳語で、当初は物質が酸素と化合することを指した。『舎密開宗』では燃焼や金属の変化を説明する中核語として用いられ、近代化学の理解を支える基本用語となった。のちに電子の授受による定義へ拡張されたが、日本語の語形はそのまま残り、学校教育から工業化学まで広く使われている。
初出情報
時期1837年頃
初出資料舎密開宗
補足『舎密開宗』では燃焼や金属の変化を説明する中核語として用いられ、近代化学の理解を支える基本用語となった。
出典
- 宇田川榕菴 『舎密開宗』江戸後期化学訳語の参照資料
よくある質問
「酸化」とは?
本来は酸素と化合すること、転じて電子を失う化学変化。
「酸化」の語源・由来は?
「酸」は酸素・酸性概念を、「化」は変化を意味する。ラヴォワジエ的な「酸素を得て変化する」反応理解を簡潔に示す訳語である。
「酸化」は何の訳語?
「酸化」はoxidatie / oxidation(オランダ語・英語)の訳語として、江戸後期(1837年頃)に用いられた。
「酸化」の原語・英語は?
「酸化」の原語は oxidatie / oxidation(オランダ語・英語)。オランダ語・英語から意味翻訳して作られた日本語。