細胞
cel / cell
要点
- 「細胞」はcel / cell(オランダ語・英語)の訳語。
- 語源・由来: 「細」は微細さを、「胞」は袋・包みを意味する。顕微鏡下で観察される小さな区画・小室という cell の像を、視覚的に捉えた訳語である。
- 翻訳時期: 江戸後期(1833年頃)。
- 翻訳者: 宇田川榕菴。
- 分野: 科学。
意味
A cell, the basic structural and functional unit of living organisms.
生物体を構成する基本的な構造・機能単位。
Every living thing is made of one or more cells.
すべての生物は一個以上の細胞から成る。
由来・語源
「細胞」の語源・由来
「細」は微細さを、「胞」は袋・包みを意味する。顕微鏡下で観察される小さな区画・小室という cell の像を、視覚的に捉えた訳語である。
説明
宇田川榕菴が『植学啓原』で顕微鏡的な植物組織の単位を説明するために用いた訳語で、近代生物学の中心概念を日本語に導入した代表例である。当初は「細包」とも表記されたが、のちに「細胞」が一般化した。植物学・解剖学・生理学の普及とともに急速に定着し、明治以後は動物細胞・病理学・細胞学にも拡張された。
初出情報
時期1833年頃
初出資料植学啓原
補足宇田川榕菴が『植学啓原』で顕微鏡的な植物組織の単位を説明するために用いた訳語で、近代生物学の中心概念を日本語に導入した代表例である。
出典
- 宇田川榕菴 『植学啓原』NDLサーチで原本デジタル公開を確認
よくある質問
「細胞」とは?
生物体を構成する基本的な構造・機能単位。
「細胞」の語源・由来は?
「細」は微細さを、「胞」は袋・包みを意味する。顕微鏡下で観察される小さな区画・小室という cell の像を、視覚的に捉えた訳語である。
「細胞」は何の訳語?
「細胞」はcel / cell(オランダ語・英語)の訳語として、江戸後期(1833年頃)に用いられた。
「細胞」の原語・英語は?
「細胞」の原語は cel / cell(オランダ語・英語)。オランダ語・英語から意味翻訳して作られた日本語。