事実
fact / truth
要点
- 「事実」はfact / truth(英語)の訳語。
- 語源・由来: 「事」は出来事・事柄、「実」はまこと・現実を意味する。実際に起こった事柄という字義から fact に対応した。
- 翻訳時期: 明治期(1888年頃)。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 哲学。
意味
A fact; something that has actually happened or is really true.
実際に起こった事柄。現実に存在する事柄。
The report is based on historical facts.
その報告は歴史的事実に基づいている。
由来・語源
「事実」の語源・由来
「事」は出来事・事柄、「実」はまこと・現実を意味する。実際に起こった事柄という字義から fact に対応した。
説明
「事実」は古くから実際にあった事柄を表す漢語だが、明治期に fact の訳語として、観察・記録・証拠にもとづく現実の出来事や状態を示す近代的な認識語として整えられた。哲学では必然と区別される経験的所与を指し、歴史学・法学・報道では主観的評価から切り離された客観的事項を表す基本語となった。
初出情報
時期1888年頃
初出資料国会論
補足精選版日本国語大辞典は近代的用例として中江兆民『国会論』(1888年)を掲げる。
出典
- 『コトバンク「事実」』事実の辞書的意味と初出実例を確認
- 『コトバンク「fact」』fact の英語語義確認
よくある質問
「事実」とは?
実際に起こった事柄。現実に存在する事柄。
「事実」の語源・由来は?
「事」は出来事・事柄、「実」はまこと・現実を意味する。実際に起こった事柄という字義から fact に対応した。
「事実」は何の訳語?
「事実」はfact / truth(英語)の訳語として、明治期(1888年頃)に用いられた。
「事実」の原語・英語は?
「事実」の原語は fact / truth(英語)。英語から意味翻訳して作られた日本語。