愚蒙
ignorance / stupidity
意味
Ignorance or stupidity; being foolish and unable to understand reason.
おろかで道理がわからないこと。また、そのさま。
The author criticized the ignorance of the age.
著者は時代の愚蒙を批判した。
由来・語源
「愚」はおろか、「蒙」はくらい・道理がわからないこと。知恵が開けず暗い状態を重ねて表す。
説明
「愚蒙」は、おろかで道理がわからないことを表す語で、近代には ignorance や stupidity に近い抽象的評価語として思想・教育・文明論の中で使われた。単なる悪口というより、知識の欠如や啓蒙以前の状態を批判的に指す語であり、明治の文明開化論では『愚蒙なる民』のような言い回しで頻出した。知と無知を対置する近代言説に適した、やや硬い漢語である。
初出情報
時期830年頃
初出資料秘蔵宝鑰
補足精選版日本国語大辞典は『秘蔵宝鑰』(830頃)の実例を初出として掲げる。
出典
- 『コトバンク「愚蒙」』語義と830頃の初出実例を確認