委任
delegation / entrustment / mandate
意味
1.
Delegation or entrustment of authority or tasks to another person.
信頼する相手に仕事や権限をまかせること。
The board delegated the task to the committee.
理事会はその件を委員会に委任した。
2.
Mandate; a legal contract of agency.
法律行為を相手方に委託する契約。
The contract was treated as a mandate under civil law.
その契約は民法上の委任として扱われた。
由来・語源
「委」はゆだねること、「任」はまかせること。信頼にもとづき権限や事務を他者へ渡す意味を重ねて表す。
説明
「委任」は、仕事や権限を他人に任せることを表す語で、近代法では delegation や mandate に対応する重要な法律語となった。もともと信頼して任せる一般語だったが、明治民法の整備によって委任契約という厳密な法概念を持つようになり、行政や組織運営でも広く使われるようになった。日常語と制度語が重なり合う、近代法語彙の典型のひとつである。
初出情報
時期1339年頃
初出資料神皇正統記
補足精選版日本国語大辞典は『神皇正統記』(1339-43)を初出実例として掲げる。
出典
- 『コトバンク「委任」』語義と1339-43年、1885年、1896年の実例を確認