因循
要点
- 「因循」はconservatism / inertia / procrastination(英語)の訳語。
- 語源・由来: 「因」はよること、「循」はしたがうこと。既存のものによりかかって従うという字義から、保守・停滞の意味へ展開した。
- 翻訳時期: 平安初期(810年頃)。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 社会。
意味
Conservatism or inertia; clinging to old customs and failing to reform.
古い習慣や方法に従うばかりで、一向に改めようとしないこと。
He criticized the inertia of the old administration.
彼は旧体制の因循を厳しく批判した。
Hesitation or procrastination.
ぐずぐずして思い切りが悪いこと。
Do not hesitate when prompt action is needed.
迅速な判断が必要な場面で因循してはならない。
由来・語源
「因循」の語源・由来
「因」はよること、「循」はしたがうこと。既存のものによりかかって従うという字義から、保守・停滞の意味へ展開した。
説明
「因循」は、古い慣習や既成の方法に従うばかりで改めようとしないことを表す語で、近代には inertia や conservatism に近い批判語として多用された。文明開化や制度改革を論じる文脈では、『因循姑息』のような連語とともに、旧習に執着する態度を非難する定番語になっている。改革派の言論が力を持つ時代に、停滞や優柔不断を示す便利な漢語として生きた。
初出情報
出典
- 『コトバンク「因循」』語義と810年・1375頃の初出実例を確認
よくある質問
「因循」とは?
古い習慣や方法に従うばかりで、一向に改めようとしないこと。
「因循」の語源・由来は?
「因」はよること、「循」はしたがうこと。既存のものによりかかって従うという字義から、保守・停滞の意味へ展開した。
「因循」は何の訳語?
「因循」はconservatism / inertia / procrastination(英語)の訳語として、平安初期(810年頃)に用いられた。
「因循」の原語・英語は?
「因循」の原語は conservatism / inertia / procrastination(英語)。英語から意味翻訳して作られた日本語。