降伏
surrender / capitulation
意味
Surrender or capitulation; admitting defeat and submitting to the other side.
戦いに負けたことを認めて相手に従うこと。
The fortress surrendered after a long siege.
その城は長い包囲の末に降伏した。
由来・語源
「降」はくだること、「伏」はふすこと。相手の前に屈して従う動作を字義として持ち、仏教語では調伏の意にも用いられた。
説明
「降伏」は、現代では戦いに敗れて相手に従うことを表す語として定着しており、近代には surrender や capitulation の訳語として軍事・外交文書で広く用いられた。もとは仏教語として悪魔や煩悩を法力で打ち伏せる意味があり、そこから一般の『こうふく』へ意味が広がったとされる。宗教語が軍事・政治語へ転化した興味深い例である。
初出情報
時期平安後期
初出資料天台大師和讚
補足精選版日本国語大辞典は仏教語『ごうぶく』として『天台大師和讚』(10世紀後半-11世紀前半)の実例を掲げるが、現代語義の『こうふく』としての初出年は明示されないため null とした。
出典
- 『コトバンク「降伏」』語義と仏教語としての初出、現代語への展開を確認