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民主

democracy / démocratie
言語英語・フランス語
翻訳時期明治中期(1882年頃)
分野政治他の訳語を見る →
翻訳者中江兆民他の訳語を見る →

要点

  • 「民主」はdemocracy / démocratie(英語・フランス語)の訳語。
  • 語源・由来: 「民」は人民・国民を意味し、「主」は主権・主体を意味する。古典漢語では「民の主」=君主を指したが、近代的解釈では「民が主」を意味するよう転義した。democracyはギリシャ語demos(人民)+kratos(支配)に由来する。
  • 翻訳時期: 明治中期(1882年頃)。
  • 翻訳者: 中江兆民。
  • 分野: 政治。

意味

1.

A system of government in which citizens exercise power through elected representatives.

市民が選出した代表者を通じて権力を行使する政治体制。

Democracy requires free and fair elections.

民主主義には自由で公正な選挙が必要である。

2.

The principle of social equality and respect for the individual.

社会的平等と個人の尊重を基本とする原理。

Democracy values the dignity of every person.

民主は一人ひとりの尊厳を重んじる。

由来・語源

民主」の語源・由来

「民」は人民・国民を意味し、「主」は主権・主体を意味する。古典漢語では「民の主」=君主を指したが、近代的解釈では「民が主」を意味するよう転義した。democracyはギリシャ語demos(人民)+kratos(支配)に由来する。

説明

democracyの訳語として明治中期に定着した語。伝統的な漢語「民主」は「民の主(=君主)」を意味したが、ルソーの社会契約論などを通じた西洋民主主義思想の輸入とともに意味が転じ、「民が主権を持つ」政治体制を指す語として再解釈された。明治初期は「共和政治」との混用期があったが、自由民権運動の展開の中で「民主主義」「民主政治」の形で普及し現代的な意味が確立した。

初出情報

時期1882年頃
初出資料民約訳解
補足中江兆民の民権運動と『民約訳解』(1882年)を通じてdémocratie/democracyの訳語「民主(主義)」が明治中期に定着

出典

  • 中江兆民 民約訳解1882年(明治15年)刊行。ルソー『社会契約論』の翻訳。自由民権運動の思想的支柱
  • 英和対訳袖珍辞典1862年刊行。幕末期の代表的英和辞典。多くの訳語の初期記録を収める

よくある質問

「民主」とは?

市民が選出した代表者を通じて権力を行使する政治体制。

「民主」の語源・由来は?

「民」は人民・国民を意味し、「主」は主権・主体を意味する。古典漢語では「民の主」=君主を指したが、近代的解釈では「民が主」を意味するよう転義した。democracyはギリシャ語demos(人民)+kratos(支配)に由来する。

「民主」は何の訳語?

「民主」はdemocracy / démocratie(英語・フランス語)の訳語として、明治中期(1882年頃)に用いられた。

「民主」の原語・英語は?

「民主」の原語は democracy / démocratie(英語・フランス語)。英語・フランス語から意味翻訳して作られた日本語。

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