旧弊
old abuse / old evil / obsolete custom
意味
An old abuse, outdated evil, or harmful old custom.
昔からの悪い思想・制度・習慣など。また、その弊害。
The reformers sought to abolish old abuses.
改革派は旧弊の打破を唱えた。
由来・語源
「旧」は古いこと、「弊」は害や悪い習わし。古くから続く悪弊をまとめて示す。
説明
「旧弊」は、古い制度や習慣にともなう弊害を表す語で、近代には obsolete custom や old abuse に近い改革語として頻用された。明治の文明開化や制度改革を論じる場面では、改めるべき遅れた慣習を名指す定番語となり、『旧弊を一掃する』のような表現を生んだ。過去そのものではなく、過去に由来する害悪を指す点に特徴がある。
初出情報
時期999年頃
初出資料朝野群載
補足形容的な用法では『朝野群載』長保元年(999)の実例、名詞的用法では『空華集』(1359-68頃)の実例が掲げられる。ここでは確認可能な最古年を採った。
出典
- 『コトバンク「旧弊」』語義と999年・1359-68頃の初出実例を確認