思想
要点
- 「思想」はthought / Gedanke(英語・ドイツ語)の訳語。
- 語源・由来: 思(おもう・考える)と想(おもいえがく・想像する)を組み合わせた古典漢語。両字とも心の働きを表し、合わせて「深く考え思いめぐらすこと」を意味する。
- 翻訳時期: 明治期。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 哲学。
意味
A system of ideas intended to explain something; a way of thinking or belief.
ある事柄を説明し解釈しようとする考え・観念・主義の体系。
Buddhist thought has influenced many cultures.
仏教思想は多くの文化に影響を与えてきた。
Intellectual activity; the process of reasoning.
知的活動・推論の過程。考えること自体。
Freedom of thought is a fundamental human right.
思想の自由は基本的人権である。
由来・語源
「思想」の語源・由来
思(おもう・考える)と想(おもいえがく・想像する)を組み合わせた古典漢語。両字とも心の働きを表し、合わせて「深く考え思いめぐらすこと」を意味する。
説明
thoughtおよびGedankeの訳語として明治期に定着した。「思想」自体は古典漢語に由来し、古くは「おもいやり・考え」を指す語として存在していた。明治期に西洋哲学・政治思想の翻訳が進むなかで、個人が体系的に抱く思考・信念・世界観を指す語として再定義され普及した。1880年代以降、政治・社会・文学の各領域で西洋思想を指示する用語として広く使われ、明治後期には「思想問題」「危険思想」など国家統制と結びついた文脈でも用いられるようになった。
初出情報
出典
- 『明六雑誌』1874-75年。西周・森有礼ら明六社の知識人が近代的社会・文化概念を普及させた雑誌
よくある質問
「思想」とは?
ある事柄を説明し解釈しようとする考え・観念・主義の体系。
「思想」の語源・由来は?
思(おもう・考える)と想(おもいえがく・想像する)を組み合わせた古典漢語。両字とも心の働きを表し、合わせて「深く考え思いめぐらすこと」を意味する。
「思想」は何の訳語?
「思想」はthought / Gedanke(英語・ドイツ語)の訳語として、明治期に用いられた。
「思想」の原語・英語は?
「思想」の原語は thought / Gedanke(英語・ドイツ語)。英語・ドイツ語から意味翻訳して作られた日本語。