判断
要点
- 「判断」はjudgment / Urteil(英語・ドイツ語)の訳語。
- 語源・由来: 判(刀で分け目を入れる・決める)と断(切る・決断する)を組み合わせた古典漢語。刀で切り分けて判定するという比喩的意味を持ち、もとは仏教語として用いられた。
- 翻訳時期: 明治期。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 哲学。
意味
The ability to form opinions and make decisions based on reasoning.
理性的な推論によって意見や決定を形成する能力。
Good judgment is essential for a leader.
優れた判断力はリーダーに不可欠である。
A formal decision made by a court or authority.
裁判所や権威ある機関による公式の決定・判決。
The court delivered its judgment on the case.
裁判所は事件についての判断を下した。
In logic, a proposition asserting or denying something.
論理学において、何かを肯定または否定する命題・判断作用。
Kant analyzed the structure of synthetic and analytic judgments.
カントは総合判断と分析判断の構造を分析した。
由来・語源
「判断」の語源・由来
判(刀で分け目を入れる・決める)と断(切る・決断する)を組み合わせた古典漢語。刀で切り分けて判定するという比喩的意味を持ち、もとは仏教語として用いられた。
説明
judgmentおよびドイツ語Urteilの訳語として明治期に哲学用語として定着した。「判断」自体は漢語・仏教語として古くから存在し、「物事を見きわめ決定する」の意で用いられてきた。明治期にカント哲学が移入される中でUrteilの訳語として採用され、論理学・哲学において概念と概念の間の関係を肯定または否定する知性の働きを指す術語として普及した。カントの『Kritik der Urteilskraft』が「判断力批判」と訳されたことで学術的地位が確立した。
初出情報
出典
- Immanuel Kant 『Kritik der Urteilskraft』判断・美学語彙の原典
よくある質問
「判断」とは?
理性的な推論によって意見や決定を形成する能力。
「判断」の語源・由来は?
判(刀で分け目を入れる・決める)と断(切る・決断する)を組み合わせた古典漢語。刀で切り分けて判定するという比喩的意味を持ち、もとは仏教語として用いられた。
「判断」は何の訳語?
「判断」はjudgment / Urteil(英語・ドイツ語)の訳語として、明治期に用いられた。
「判断」の原語・英語は?
「判断」の原語は judgment / Urteil(英語・ドイツ語)。英語・ドイツ語から意味翻訳して作られた日本語。