病理
Pathologie / pathology
意味
pathology; the science of the causes, mechanisms, and nature of disease
疾病の原因・発生機序・形態変化を研究する医学の基礎部門。
Pathology underpins the diagnosis and understanding of disease processes.
病理診断は疾病の確定診断に欠かせない医学の基盤である。
由来・語源
「病」は疾病・やまいを、「理」は道理・原理・学問を意味する漢字。ギリシャ語pathos(苦しみ・疾患)+logos(理論・学問)に由来するドイツ語Pathologieを、病気の「ことわり(理)」と訳した漢語造語。
説明
ギリシャ語を語源とするドイツ語Pathologieの訳語として明治期の日本医学界で定着した語。明治政府が1869年(明治2年)にドイツ医学を正式採用したことを受け、東京大学医学部(当初はドイツ人教師が指導)を中心に西洋医学の体系的な日本語化が進められた。疾病の原因・機序・変化を研究する学問分野を指し、「病理学」として整備されたことで臨床医学の基礎部門として定着した。字義的に「病」と「理(ことわり)」を組み合わせた造語は、ドイツ語Pathologieのギリシャ語構造(pathos+logos)を漢語に置き換えたもので、病気の原理・理論を探究するという原義を的確に表している。
初出情報
時期明治期
補足明治期に用いられたとされる。詳しい初出資料は未登録。
出典
出典情報はまだ登録されていません。