翻訳語辞典Shaqai
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回虫

Ascaris / roundworm
言語ラテン語・英語
翻訳時期江戸末期
分野科学
翻訳者

意味

roundworm; Ascaris lumbricoides (a parasitic nematode infesting the human small intestine)

ヒトの小腸に寄生する線虫(Ascaris lumbricoides)。消化管内で蠕動しながら寄生する大型の腸管寄生虫。

Ascaris lumbricoides is the most common parasitic worm in humans worldwide.

回虫症はかつて日本でも広く見られた腸管寄生虫感染症である。

由来・語源

「蛔(かい)」は虫偏に回を組み合わせた漢字で、腸内でくるくると回転・蠕動する虫の形状に由来する。「回」は渦を巻く・旋回するを意味し、線虫の蠕動運動・円筒形状を字義に取り込んでいる。

説明

中国伝統医学の「蛔虫(huí chóng)」に由来し、日本では「回虫」「蛔虫」の二表記が並立する。「蛔」は虫偏に「回(うず・めぐる)」を組み合わせた文字で、くねりながら動く腸内寄生虫を表す。江戸時代には腹中の虫として広く知られ、「はらのむし」とも称された。明治期に西洋近代医学・寄生虫学が導入されると、ラテン語のAscaris lumbricoides(腸管内に寄生する線虫)の対応語として「回虫・蛔虫」が充てられ、学術用語として定着した。近代においては「回虫」が常用漢字の観点から一般的に用いられる表記となっている。

初出情報

時期江戸末期
補足近代においては「回虫」が常用漢字の観点から一般的に用いられる表記となっている。

出典

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