銀行
要点
- 「銀行」はbank(英語)の訳語。
- 語源・由来: 銀(しろがね・貨幣)と行(なかま・同業商人組合)を組み合わせた漢語。「銀(貨幣)の取引を行う商人組合」という字義で、英語bankのイタリア語源banco(机・ベンチ)とは異なる経路で定着した。
- 翻訳時期: 明治期(1872年頃)。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 経済。
意味
A financial institution that accepts deposits, makes loans, and provides other financial services.
預金・貸付・送金などの金融サービスを行う機関。
He deposited his savings at the bank.
彼は貯金を銀行に預けた。
A store or supply of something available for use.
利用可能な何かの蓄え・貯蔵所。(比喩的用法)
A blood bank stores donated blood for medical use.
血液銀行は医療用の献血を保管する。
由来・語源
「銀行」の語源・由来
銀(しろがね・貨幣)と行(なかま・同業商人組合)を組み合わせた漢語。「銀(貨幣)の取引を行う商人組合」という字義で、英語bankのイタリア語源banco(机・ベンチ)とは異なる経路で定着した。
説明
bankの訳語として明治5年(1872年)の国立銀行条例制定時に「銀行」の語が定着した。幕末から明治初期には「両替屋」「為替会社」「バンク」などの語も使われた。中国では日本より20年ほど前からbankの訳語として「銀行」が用いられており、日本はこれを借用したとされる。「金行」とする案もあったが、当時の銀本位の貨幣制度と「ぎんこう」の発音のしやすさから「銀行」が採用された。「行」は中国語で同業商人組合を意味する。
初出情報
出典
- 『国立銀行条例』1872年(明治5年)制定。日本初の近代的銀行制度を定めた法令
- W・ロブシャイド 『英華字典』1866年香港刊行。「銀行」選定の参照資料とされた英中辞典
よくある質問
「銀行」とは?
預金・貸付・送金などの金融サービスを行う機関。
「銀行」の語源・由来は?
銀(しろがね・貨幣)と行(なかま・同業商人組合)を組み合わせた漢語。「銀(貨幣)の取引を行う商人組合」という字義で、英語bankのイタリア語源banco(机・ベンチ)とは異なる経路で定着した。
「銀行」は何の訳語?
「銀行」はbank(英語)の訳語として、明治期(1872年頃)に用いられた。
「銀行」の原語・英語は?
「銀行」の原語は bank(英語)。英語から意味翻訳して作られた日本語。