仏蘭西
France
意味
France (historical kanji phonetic transcription)
フランスの漢字音訳表記。「仏」の略字は仏語・仏文学・日仏など現代語に残る。
Nakae Chomin was known as the 'Rousseau of the East' and studied in France.
中江兆民は仏蘭西に留学し、ルソーの社会契約論を日本に紹介した。
由来・語源
「仏(ふつ)」は[F-]の音を、「蘭(らん)」は[-ran-]の音を、「西(す・せ)」は[-s/-ce]の音を写す当て字。Franceのf-r-a-n-c-eを仏・蘭・西の三字で音訳した中国由来の表記を日本が採用した。
説明
フランスの音を漢字で写した国名表記。「仏郎察」「佛朗西」など複数表記が並立したが、明治20年(1887年)頃に「仏蘭西」に収斂した。中国語の「法蘭西(fǎlánxī)」とは別の発展を示す日本独自の表記で、[f]の音を「仏」で写した点が特徴。略字「仏」は日仏・仏語・仏文学など現代の日仏関係語彙に残る。「仏教」の「仏(ぶつ)」と同字だが意味は無関係であるため、「仏(ふつ)」と「仏(ぶつ)」の読み分けが必要な紛らわしい字として知られる。
初出情報
時期江戸末期
補足江戸末期に用いられたとされる。詳しい初出資料は未登録。
出典
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