貿易
trade
要点
- 「貿易」はtrade(英語)の訳語。
- 語源・由来: 貿(かえる・交換する・取り引きする)と易(かえる・とりひきする・容易にする)を組み合わせた漢語。「物を交換し取引すること」という字義で、国家間の商品取引を意味する。
- 翻訳時期: 幕末・明治期。
- 翻訳者: 未登録。
- 分野: 経済。
意味
1.
The buying and selling of goods and services between countries.
国家間で財・サービスを売買する経済活動。
Japan's trade with the United States is substantial.
日本のアメリカとの貿易は相当な規模である。
2.
A job requiring manual skills and special training.
手仕事や特別な訓練を必要とする職業・手工業。(英語tradeの別義)
Carpentry is a skilled trade.
大工は熟練した職人仕事(trade)である。
由来・語源
「貿易」の語源・由来
貿(かえる・交換する・取り引きする)と易(かえる・とりひきする・容易にする)を組み合わせた漢語。「物を交換し取引すること」という字義で、国家間の商品取引を意味する。
説明
tradeの訳語として幕末から明治期に定着した。「貿易」は古来中国語で物品の交換・交易を指す語として使われており、「貿」の字自体に「交換する・取り引きする」という意味がある。幕末の開国以来、外国との通商が本格化する中で「貿易」が対外的な商品取引を指す語として定着した。明治政府の殖産興業・輸出振興策を通じて「輸出入貿易」「自由貿易」など経済政策の中核用語として広まった。
初出情報
時期幕末・明治期
初出資料英和対訳袖珍辞典
補足幕末の開国・修好通商条約(1858年)を契機にtradeの訳語として「貿易」が定着。1862年の英和対訳袖珍辞典に収録
出典
- 『英和対訳袖珍辞典』1862年刊行。幕末期の代表的英和辞典。多くの訳語の初期記録を収める
よくある質問
「貿易」とは?
国家間で財・サービスを売買する経済活動。
「貿易」の語源・由来は?
貿(かえる・交換する・取り引きする)と易(かえる・とりひきする・容易にする)を組み合わせた漢語。「物を交換し取引すること」という字義で、国家間の商品取引を意味する。
「貿易」は何の訳語?
「貿易」はtrade(英語)の訳語として、幕末・明治期に用いられた。
「貿易」の原語・英語は?
「貿易」の原語は trade(英語)。英語から意味翻訳して作られた日本語。