翻訳語辞典Shaqai
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進化

evolution
言語英語
翻訳時期明治中期(1883年頃)
分野科学
翻訳者石川千代松

意味

1.

The process by which organisms change over generations through genetic variation and natural selection.

生物が長い時間をかけて遺伝的変化を蓄積し、世代を超えて多様化・変化していく過程。

Darwin's theory of evolution explains the diversity of life.

ダーウィンの進化論は生命の多様性を説明する。

2.

The gradual development of something from a simple to more complex form.

単純なものから複雑なものへと段階的に発展すること。(一般的用法)

The evolution of technology has been rapid.

技術の進化は急速だった。

由来・語源

「進」(進む・発展する)と「化」(変化する・なる)を組み合わせた和製漢語。英語evolutionはラテン語evolvere(展開する・巻き物を広げる)に由来し、もとは「展開」を意味した。ダーウィンが生物の変化・発展過程を表す語として用い、「進化」はその方向性(進む)を字義に込めた訳語となっている。

説明

ダーウィンの『種の起源』(1859年)は明治期に日本へ紹介された。1877年(明治10年)、アメリカ人動物学者E・S・モースが東京大学で進化論の講義を行い、その記録を石川千代松が整理・刊行した『動物進化論』(1883年)が日本で最初に進化論を体系的に紹介した著作として知られ、「進化」という訳語の普及に決定的な役割を果たした。この訳語は後に中国・朝鮮にも逆輸出され、東アジア共通の科学語彙となった。現代では生物学にとどまらず、技術・社会・文化の変化・発展を広く表す語として定着している。

初出情報

時期1883年頃
初出資料動物進化論
補足1877年(明治10年)、アメリカ人動物学者E・S・モースが東京大学で進化論の講義を行い、その記録を石川千代松が整理・刊行した『動物進化論』(1883年)が日本で最初に進化論を体系的に紹介した著作として知られ、「進化」という訳語の普及に決定的な役割を果たした。

出典

  • Charles Darwin 種の起源進化論の原典
  • 石川千代松 動物進化論進化論受容・訳語普及の参照資料

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