自立
要点
- 「自立」はself-reliance / independence(英語)の訳語。
- 語源・由来: 「自」は自分自身で・みずからを、「立」は立つ・自らの足で立つことを意味する漢字。古典漢語にも「他に依頼せず己の力で立つ」という意味での用例があり、明治期にself-reliance・independenceの個人的・倫理的側面を表す訳語として再定義された。
- 翻訳時期: 明治初期(1872年頃)。
- 翻訳者: 福沢諭吉。
- 分野: 社会。
意味
self-reliance; the ability to stand on one's own without depending on others
他者・権威・外部の助けに頼らず、自らの力で生活・判断・行動できる状態。
A person who stands on their own feet and relies on no one else.
一身独立して一国独立す。(福沢諭吉『学問のすゝめ』)
independence (individual sense); personal autonomy and self-sufficiency
個人の自律性・自己充足。精神的・経済的に他に依存しない独立した状態。
由来・語源
「自立」の語源・由来
「自」は自分自身で・みずからを、「立」は立つ・自らの足で立つことを意味する漢字。古典漢語にも「他に依頼せず己の力で立つ」という意味での用例があり、明治期にself-reliance・independenceの個人的・倫理的側面を表す訳語として再定義された。
説明
福沢諭吉が『学問のすゝめ』(1872〜1876年)において、個人が他者・権威・政府に依存せず自らの力で立つことを表す語として積極的に用いた。福沢は「一身独立して一国独立す」と説き、個人の精神的・経済的自立こそが国家の近代化の基盤であると主張した。英語self-relianceやindependenceの個人的・道徳的側面に対応する訳語として定着し、政治的独立を主に指す「独立」と並行して使われた。明治以降の教育・社会改革の文脈で広く用いられ、個人の自律を重んじる近代市民思想の中核語となった。
初出情報
出典
- 『学問のすゝめ』本文中で言及されている文献・資料
よくある質問
「自立」とは?
他者・権威・外部の助けに頼らず、自らの力で生活・判断・行動できる状態。
「自立」の語源・由来は?
「自」は自分自身で・みずからを、「立」は立つ・自らの足で立つことを意味する漢字。古典漢語にも「他に依頼せず己の力で立つ」という意味での用例があり、明治期にself-reliance・independenceの個人的・倫理的側面を表す訳語として再定義された。
「自立」は何の訳語?
「自立」はself-reliance / independence(英語)の訳語として、明治初期(1872年頃)に用いられた。
「自立」の原語・英語は?
「自立」の原語は self-reliance / independence(英語)。英語から意味翻訳して作られた日本語。