品性
要点
- 「品性」はcharacter(英語)の訳語。
- 語源・由来: 「品」(人としての等級・品格)と「性」(生まれつきの性質・本性)から成る漢語で、「人の本来的な品位・性質」を意味する。英語characterはギリシャ語kharaktēr(刻まれた印・特徴)に由来し、道徳的な人格を指す意味で用いられた。
- 翻訳時期: 明治初期(1874年頃)。
- 翻訳者: 阿部泰蔵。
- 分野: 教育。
意味
The mental and moral qualities distinctive to an individual.
個人の道徳的・精神的な特質・性格・品位。
A person of strong character is admired by others.
強い品性を持つ人は他者から尊敬される。
The moral strength or integrity of a person.
人の道徳的な強さ・誠実さ・品位。
Good character involves honesty and compassion.
良い品性には誠実さと思いやりが含まれる。
由来・語源
「品性」の語源・由来
「品」(人としての等級・品格)と「性」(生まれつきの性質・本性)から成る漢語で、「人の本来的な品位・性質」を意味する。英語characterはギリシャ語kharaktēr(刻まれた印・特徴)に由来し、道徳的な人格を指す意味で用いられた。
説明
英語characterの訳語として明治初期に定着した語。明治7年(1874年)頃、阿部泰蔵がフランシス・ウェーランドの倫理学書を『修身論』として訳し文部省から刊行した際に使用されたとされる。当初は「品行」「品格」なども競合したが、明治中期以降に教育・倫理学の場で「品性」が定着した。スマイルズ『Self-Help』の訳書『西国立志編』でも再訳を経て品性が普及し、後にヘルバルト派教育学の影響でも重視された語である。
初出情報
出典
- 阿部泰蔵 『修身論』Wayland の倫理学書翻訳として参照
- Samuel Smiles 『Self-Help』『西国立志編』の原書
- 中村正直 『西国立志編』スマイルズ Self-Help の翻訳書
よくある質問
「品性」とは?
個人の道徳的・精神的な特質・性格・品位。
「品性」の語源・由来は?
「品」(人としての等級・品格)と「性」(生まれつきの性質・本性)から成る漢語で、「人の本来的な品位・性質」を意味する。英語characterはギリシャ語kharaktēr(刻まれた印・特徴)に由来し、道徳的な人格を指す意味で用いられた。
「品性」は何の訳語?
「品性」はcharacter(英語)の訳語として、明治初期(1874年頃)に用いられた。
「品性」の原語・英語は?
「品性」の原語は character(英語)。英語から意味翻訳して作られた日本語。